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子供室窓 |
東西子供室には120㎝四角の大きな突き出し窓が付いています。 敷地周辺の環境が良く、東は隣家の樹木と奥に林、西は道路があり続いて小高い丘があり樹木や草花が見えます。 この景色をなるべく綺麗に見えるように、中間にフレームの無い大きな窓で切り取りました。 窓の大きさと種類は設計時に色々検討しました。
大きく開口を開けるだけならばFIX窓が自由な大きさで出来ますが、多少風を通したい時に開放できません。 開口を大きくしたい場合は、両開き窓・オーにオング窓や引違窓が考えられますが、開口部途中にフレームが有り切り取った景色の途中に太い線が入り景色を区切ってしまいます。 景色を大きく切り取り、採風も出来る窓で外観の壁と開口部のバランスの良い大きさの窓を探し120㎝角の突き出し窓を採用しました。

西側窓からの景色 西奥の隣家アプローチ道路に植えられた草花が綺麗に見えます。

東窓からの景色 隣家樹木が窓を覆い枝葉の隙間から奥の林が見えます。

外部からは遮熱ペアガラスの反射率の高さのおかげで窓に映った空が見えます。
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子供室 |

子供室は幅1.5間、奥行き1.25間の3.75畳のスペースです。 3.75畳と聞くと狭いと感じるかもしれませんが、ベットとオープンスペースの机が入り、洋服掛けも入ります。 写真は窓側に机を配置し、ベットは北側に配置した場合です。 机の天板長さが126㎝あるためベットを並べると重なりが出来ます。 そこで、机の脚の片方を内側に入れる事で、約1m幅のベットと机がぎりぎり入ります。
もう一つの配置は、正面にベットを置き机はオープンスペースとの仕切り壁側に置きます。 集中して学習したい時は、壁に向かって机の配置の方が良いかもしれません。
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オープンスペース |

5畳のオープンスペースには可動式机が3つ並べてあります。 居間とのつながりの強いこの場所で、お子さんが本を読んだり勉強したり、時にはご主人と机を並べる事もありそうです。 机の正面は本棚があり一部にエアコンが組み込まれています。本棚は主に可動棚ですが、机の高さの板は固定とし机が広く使えるようになっています。

両脇の長さ約126㎝がお子さん用、中央の長さ100㎝はご主人用兼お子さんが広く使いたい時ようです。 長さが違うのは、来客が多い時に1階に移動し食卓テーブル代わりに使えるようにしてあるからです。 食卓テーブルが180㎝×100㎝あるので、その寸法に合わせて50㎝×126㎝を2つ合わせ、50㎝×100㎝を合わせると356㎝の長テーブルになります。
机だけを考えると奥行き50㎝は少し狭い感じがしますが、机高さに合わせた本棚と合わせると十分な奥行きが取れます。 50㎝の奥行でも長さがあれば、本・参考書やノートを広げても狭くはありません。 奥行きよりも長さがあった方が、色々な物を広げたり並べたり出来るので、使いやすいかもしれません。

机が子供室に移動する時は、この場所がライブラリーのような役目をすると思います。 壁の本棚に好きな本や雑誌・漫画本が並び、一部はCDが並ぶこともあるでしょう。 居間の延長にいる感じで、本を読んだり音楽を聴いたりとくつろげる場所になる事でしょう。
また、子供室が3.75畳と小さいので、お友達が来た時の遊び場所としても活躍しそうです。 両方の子供室で兼用になりますが、オープンスペースの5畳を加えると8.75畳と十分な広さになります。
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2階オープンスペース・子供室 |
2階は中央に5畳のオープンスペースと東西に3.75畳の子供室がつながっています。 子供室・オープンスペース・子供室と室名はついていますが仕切の建具は無く広くすべてを使っても良いし、カーテンや布などで簡易に仕切り個々に使う事も出来ます。

東子供室入り口付近からオープンスペース・西子供室方向です。 3.75畳と聞くと狭いのでは感じるかもしれませんが、オープンスペースや居間吹き抜けが視界に入るので狭い所にいる感じはしません。 壁や建具で仕切られた部屋の場合は狭く息苦しいと感じるかもしれませんが、空間がつながっている感じが広さを感じます。 簡易に仕切った場合でも天井はオープンスペースから吹抜けまで続き、ワンルームの感覚になります。

反対に西子供室から見たところです。 オープンスペースとの区切りは3尺の袖壁があります。構造耐力上も必要な壁ですが、子供室から見ると3尺の袖壁がある事により、ワンルームの中に落ち着いた場所が出来ています。 西側の子供室は畳コーナー吹抜けに対しても横格子の手摺でつながっています。 畳コーナーが一段上がっているので、2階からの距離感がすごく近く感じ居間とつながってるようです。

階段からオープンスペースへ手摺を通して見た居間吹き抜け方向です。 階段を上り下りの時、オープンスペースや子供室にいる時も居間とつながっている感じを受けるように透かした手摺となっています。
手摺のデザインは吹抜けの時に話した内容の他にもう一つあります。 太陽光の家は暖房は深夜電気蓄熱ストーブ1台で家全体を暖めます。冷房はオープンスペースに設置したエアコン1台で寝室を除いた部屋の冷房を行います。 冷気が吹抜けを通して1階の居間や食堂・厨房に行渡りやすいように、風の流れを止めない手摺としました。
風通しの良い環境の良い場所に建っているので、エアコンの使用はほとんどなく真夏の来客時の時に短時間使う程度と言う事でした。 軒の出による日差しのコントロールと、しっかりした高気密高断熱と遮熱をする事により、少ないエネルギーで快適に過ごす事が出来ます。
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