建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
HP:http://www12.plala.or.jp/tam-kobo/

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玄関
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竣工してから1年を経た頃に訪れた時の玄関です。
建て主さんが見つけた照明のオブジェが最初から計画されていたように置かれ、入った瞬間に「良いですね」と思わず声が出ました。

家は住み始めてから建て主さんの思いや趣味など、暮らしを楽しんでいる雰囲気が伝わってくると、訪れた方誰もが幸せを感じます。

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深夜電気蓄熱暖房機
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庭の家は、深夜電気蓄熱暖房機7KW1台を居間に置きほぼ全室の暖房としています。
前提には次世代省エネ基準を満たしている高気密高断熱の家の作り方が基本となりますが、断熱仕様は基準ぎりぎりの厚さよりも少し厚めの断熱材を使用しています。
また、断熱材を家全体を囲むように隙間無く入れ、気密テープでしっかりと気密を取らないと、いくら良い断熱材を使用しても性能が十分に発揮出来ません。
断熱気密の性能だけにとらわれるのではではなく、大切な事は敷地環境による日当たりや風通しなどをどのような形で計画に活かせるかで、性能以上の冬暖かく夏涼しい家づくりができると思います。

庭の家の敷地は日当たりの良い場所のため冬は日差しの恩恵を十分に受けられるように、また夏は日差しを遮るように軒の高さと軒の出を調整しました。
和風の家は屋根の重なりと軒の出、軒先の綺麗さが和の雰囲気を出します。



書斎
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書斎に入ると屋根勾配の下に作られた部屋だと良く分かります。
1階の珪藻土塗り壁の部屋から雰囲気を変えて、別荘風に天井壁とも板張りとしました。
囲炉裏の間から引き戸を開けて、階段に登りながらだんだんと気分を変えて別荘に来たような気持ちで書斎に入ります。
書斎の窓から下を見ると坪庭の木々を上から見下ろし、遠くを見れば赤城山がうっすらと見え別荘気分を味わえます。

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囲炉裏の間とは障子を開けると吹抜けを通して通じています。
囲炉裏も間からは吹抜けの上部に障子があり、民家の煙抜き用のための開口部のように感じます。
書斎からは吹抜けに渡したチョウナ仕上げ風に削った松梁丸太とその下に自在鍵が下げられた囲炉裏を上から見る事が出来ます。

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夜は囲炉裏の間の明かりが、障子を通して暖かな色合いと共に入ってきます。
書斎の照明を消して透けてくる障子の明かりだけの雰囲気も落ち着きます。

書斎へ
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庭に家は平屋に見えますが実は2階があります。
平屋で瓦葺きの場合屋根勾配の関係から棟部分が高くなります。
設計当初は小屋裏になる部分を建築基準法上床面積に算入されない天井高さ1.4m以下の小屋裏収納で考えていたのですが、出来れば立って歩きたいとの希望がありました。
立って歩く高さを確保するには屋根を高くする方法が考えられますが、外観のバランス特に屋根の重なり具合がかもし出す和風の雰囲気を壊してしまいます。
そこで、2階床を梁組みより下げる事を検討しました。
2階部分を低めの天井高さでも差し支えのない水周りと通路上に計画し、梁組みと梁寸法を検討し平屋の屋根の中に2階の高さを確保しました。

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2階は御主人の書斎になる予定です。
平屋の外観の中に隠れ部屋のような書斎を作るのだから、入り口もわからないように作った方が面白いのではないかと囲炉裏の間の物入れ風の入り口にしました。
写真奥の引き戸を開けると2階書斎へ上がる階段となります。
閉めた状態では押入れか物入れにしか見えず、そこから小屋裏への隠し部屋へ通じる階段があることは想像できません。
御主人の場所である囲炉裏のちょうど座る場所の奥から、隠し階段を通じて隠れ部屋的書斎が結びついた動線となっています。

寝室
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居間の奥に進むと専用クローゼットと寝室があります。
敷地の東側の日当たりの良い静かな場所です。
寝室の東は一段下がった敷地に以前からあった柿木があり、家庭菜園にもなっています。
寝室とクローゼットの南は屋根下のデッキとなっています。ここは、日当たり風通しも良くアプローチと庭から見えにくい場所となっており物干しスペースに最適です。また物干しからクローゼットへ直接出入りができるためそのまま取り込めます。

寝室とクローゼットの仕切りは、下部は寝室側は飾り棚と収納に使いクローゼット側は洋服掛けに背合わせに使っています。
上部はクローゼット側から奥行きの深い布団収納として使い有効的な空間利用をしています。