建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
HP:http://www12.plala.or.jp/tam-kobo/

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公園から
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公園の桜の木の下からです。
満開の桜の華やかな季節は、地域に住まわれている方々のお花見の場所となっています。
居間やベランダから公園の木々が眺められるように、公園から周囲の家並みの一つとして家や庭を見る事が出来ますが、室内の様子はガラスに反射するためわかりません。

道路側の軒先を下げ圧迫感を無くし、アプローチや駐車場の植栽と主庭の木々が道路西にある公園や家並み、周辺環境に溶け込んだ家づくりになったと思います。
駐車場奥の板塀も手前の植栽コーナーに増えていくバラや草花で覆われて季節の花を咲かせています。
庭の木々の成長と共に、より一層周囲に溶け込むようになっていくと思います。

今日で「May's house」の設計から竣工までを終わりにしたいと思います。



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ベランダ
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2階子供室と寝室の前から居間吹抜け上の開口部までベランダが伸びています。
居間上まで来ると屋根が下がってくるため、少し屈んだ状態にならないと軒天に頭が当たります。
部屋の前だけではなく吹抜け上まで伸ばしたのは、外観のバランスによる所が多いのですが、吹抜け上の窓ガラスの清掃がベランダからできるためです。
それと、ベランダの手すりが長ければ家族全員の布団干しが一斉に出来ます。
ベランダの広さは奥行きは3尺ですが長さは5.5間(約10m)あり、布団8枚を掛ける事が出来ます。

以前の住まいが日当たりがあまり良くなく、洗濯物や布団干しは日に当てたいと、玄関を通り駐車スペースまで運んでいました。駐車スペースですから道路に近いため道行く人や公園からも見えます。
また屋根が無いため天候に気を使わなければなりません。
新しい家では洗濯物干しや布団干しのストレスが無いように、直ぐ干せる、急な雨でも安心な場所に設けました。

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ベランダ東方向です。
以前の住まいは現在の敷地の東半分に建っていたため南北方向に長く南へ張り出していました。
そのため南隣家の日陰にもなり、日当たりの良い場所が駐車スペースとあまり使われない西庭となっていました。
新しい家では2つの敷地を使い東西方向に長く配置できたため、今まであまり日当たりが良くなかった居間食堂・厨房が日当たりが良い場所に配置でき、2階には寝室と子供室・ベランダが日当たりと景色の良い場所になりました。

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ベランダから公園の眺めです。
お花見の場所が増えました。

子供室
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2階子供室は10畳の広さがあり、将来2つに仕切れるようになっています。
仕切り方は幅3尺弱、奥行き2尺の収納ボックスを4つ作り、中央に並べると片側から2つ使用できるようになります。
残りの半分は収納ボックスの裏面になりますが、ポスター等が張れるように杉板張としています。
子供室の壁は珪藻土塗仕上げとなっているため、お子さんが自由に物を掛けたり貼ったりする場所がありません。
その時期には可動収納で2つに仕切っている年頃と思われますので、収納裏面を自由に使えるようにしました。
収納ボックスの棚は可動式になり、棚下に洋服掛け用のステンパイプを取り付けました。
可動棚はお子さんの成長に合わせて棚の高さを変える事が出来ます。

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東側子供室方向です。
天井は屋根勾配なりに高くなり、高い所では3.9m低い所でも3.1mあり開放的な部屋になっています。
可動収納は梁下に設置するため、2つに仕切った場合でも梁上空間はつながり空気が流れるようになっています。

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子供室から通路方向です。
子供室入り口には建具がありません。
建具を付けなかったのは工事費の事もあったのですが、最初からあまり個室として仕切りすぎるよりは、お子さんがどうしても仕切りたいと思った時に自らカーテンや布で仕切る事も出来ますし、建具を付ける事になったとしてもお子さんが勝ち取った仕切の思い出となります。
入り口鴨居にはいつでも建具が入れられるように、吊戸用レールを取り付けられるようにしてあります。
居間吹き抜け
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寝室の障子を開けると居間吹き抜けへつながります。
居間の天井はポーチから屋根勾配なりに2階へ続いています。
天井の高さは3.2m~4.9mあり、開放的な空間になっています。
吹抜けの途中に屋根の荷重を支えると共に水平力を伝える梁が掛かっています。
東西方向に延びる梁はつなぎ梁の役目と共に居間照明取付用になっています。

寝室から見ると右下に居間の続きにある洋間が見えます。
洋間は将来寝室になる予定と共に、親の介護のための部屋としても用意してあります。
もし介護になった場合でも2階寝室から吹抜けを通し洋間の様子が分かり、洋間からも声を掛ければ寝室に伝わるため安心感があります。

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居間吹き抜け上部の開口部からベランダ越しに公園の木々が見えます。
吹抜け上の開口部からは居間の北にある洋間まで明るさが入ってきますが、軒が深いので直射日光が差し込むことはほとんどありません。
この窓にはカーテン等遮蔽する物がありません。
外から見ても日中は反射しほとんど見えなく、夜間中が明るい時でも室内の天井が見えるだけで室内からは気になりません。
居間から見ると日中は雲の動きが見え、夜間は窓に浮かぶ月を眺める事も出来ます。
夜間は外から見られないようにカーテン等を閉めてしまいますが、カーテンを閉めなくても済む窓があると新しい発見も出来ます。


寝室
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2階寝室は6畳の広さです。
壁は珪藻土塗、天井は杉縁甲板を屋根勾配なりに張り上げました。天井の高さは2.2m~3mの勾配です。
天井と屋根の間には垂木下にネオマフォーム断熱材、垂木間に高性能グラスウールが充填され断熱性能を上げています。

正面南窓を開けるとベランダにつながります。
右障子は居間吹き抜けとつながり、冬季は暖気が回る開口部として、夏は1階居間上部に取り付けたエアコンからの冷気を取り入れる開口部になっています。

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通路方向です。
入り口の引違い戸を開けると通路・階段になっています。
寝室には押入れがありません。布団の収納は直ぐ近くにある小屋裏収納にしました。
1階にクローゼットやその他の収納があると2階の寝室はただ寝るだけの部屋になります。物を置かなければ寝室として十分な広さですし、お子さんが小さい時は家族4人が枕を並べる事も出来ます。

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夜間の雰囲気です。竣工当時のためカーテンが入っていないので窓が黒く映っていますが、カーテンを下げると落ち着いた部屋になります。
照明は直ぐに寝付けるように電球色とし、比較的暗めにしています。
寝室で書斎の様に読み書きをしたりするのでなければ、落ち着いた雰囲気が深い睡眠につながります。