建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
HP:http://www12.plala.or.jp/tam-kobo/

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窓から
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玄関から居間へ入ると正面に子供室の窓が見えます。
この窓からの眺めは里山の風景を切り取った一枚の絵のようです。

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遠くの竹林をバックに真っ赤に実った柿の木が一本色を添えています。
柿の木までは実家の畑なので、将来建物が建つことはありません。
柿の木の向こうは斜面になり一段と下がっているため視界には入りません。

計画前に敷地から見た西側は自然が広がり環境の良い方向だと感じました。
完成後窓を通して見る景色は、カメラのファインダーを覗くように風景を切り取った写真のように見えます。

今日で軒の家の設計から完成までを終わりにしたいと思います。

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掲示板
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設計を始める段階で家づくりのアンケートを提出していただきます。
その中に趣味をお聞きする項目が有り、お二人の共通の趣味として旅先の思い出としてマグネットを購入するとありました。

家のどこかには行事予定を書き込めるカレンダーや、お子さんが大きくなると学校の行事予定のプリントなど張っておく場所が必要になります。
マグネット方式と画鋲方式があり建て主さん打合せするのですが、旅の思い出のマグネットを飾る場所と掲示板を兼ねる事にしました。

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掲示板だけならば1か所で十分済みますが、マグネット飾りも兼ねるため3か所設けました。
掲示板の白が周りの壁の漆喰仕上げと違和感なく溶け込んでいます。

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広い掲示板には家族の写真を飾るコーナーにもなりそうです。
木製建具小窓
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トイレや脱衣室など子部屋入口の木製建具に10㎝角位の小窓を付けます。
小窓があると夜間はトイレや脱衣を使用しているかどうか、ノックしなくてもわかります。また、電気の消し忘れも早く気が付きます。

小窓は型板ガラスや透明ガラス、和紙ガラスを使用する事が多いですが、建て主さんからの希望で手作りガラスを入れる事もあります。
直接建て主さんが手作り体験をしたり、ガラス作家さんから購入して建具屋さんに支給します。
建具を見るたびに作った時の体験やガラス作家さんに出会った時の思い出がよみがえります。
室内が明るく通路側が暗い時に手作りガラスを通した明かりが綺麗に見えます。


ロフト2
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ロフトにあるテーブルのような台はキッチンレンジフードの給排気ダクト保護用に囲った箱です。
通常は天井裏に配管するダクトをロフト上に出したのは、階高をなるべく抑えたかったからです。
階高を低くすると外壁、内壁の仕上げ面積が少なくなります。
また、ロフトとの距離が短くなり居間食堂や畳の間の空間と一体に感じられるようになります。
囲われた箱はロフトのテーブルとして、お子さんの遊び場所として使われると思います。

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正面の扉を開けるとご主人書斎のロフトにつながります。
居間吹抜けからロフト、書斎ロフトの窓を通して風が通ります。

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ロフトは南の居間や食堂、子供室に吹抜けにつながるだけではなくクローゼット吹抜けにもつながっています。
南の吹抜けとクローゼットと書斎の吹抜けがロフトを通してつながっています。

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クローゼットには通路から続いた雲梯が有ります。
雲梯からロフトへ、ロフトから雲梯へと色々な遊び方が考えられます。

ロフトへの登り方は書斎梯子からと子供室と居間にある飾り棚兼梯子の3か所と雲梯からの計4カ所あります。
色々は方向から昇り降りが出来ると楽しい場所になると思います。
ロフト
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ロフトは居間食堂・畳の間・子供室と北側のクローゼット吹抜けに面し16畳の広さがあります。
天井の高さは小屋裏収納規定の1.4m以下、1階床面積の1/2以下となっています。
天井仕上げは居間吹き抜けに通じているため同じ材料を延長して張りました。
床は杉縁甲板節有り材です。この板は外部では軒天や外壁、室内では収納内などに張った杉板と同じ材料です。
壁は室内仕上げと同じ漆喰塗です。

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畳の間吹抜けから西側方向です。
西には採光と通風用の小窓が有ります。
この窓から眺める景色は身近に見える山並みと、足元には里山の風景が広がっています。

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居間食堂吹抜けとロフトの関係です。
居間の延長としてのロフト空間が広がっています。居間から見ると実際の広さ以上の空間を感じる事が出来ます。

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畳の間吹抜けから東側窓を通して既存樹木の緑が見えます。
畳の間は東側が軒の深いポーチに面している事や、木製面格子のある腰窓からの採光があまり期待できません。
そこで、床が一段上がっていることもありロフト床を作らず吹抜けとしました。
吹抜けにしたことにより上窓からの明かりが畳の間を明るくします。