建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
HP:http://www12.plala.or.jp/tam-kobo/

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雑誌「30代で建てる群馬の家」に掲載されました
今月から書店に並んだ「30代で建てる群馬の家」2016秋・冬号の巻頭特集、緑とともに暮らす家に「Lがつなぐ家」が掲載されました。
年2回の発行の雑誌なので、来年の2月末まで書店に並んでいると思います。

表紙 (1)

雑誌表紙です。
書店に寄りましたら手に取ってみてください。

表紙 (2)

「子供たちが伸び伸びと暮らす青空ダイニングのある家」で掲載されています。
雑誌見開きのページです。
建て主さんご家族の生活を楽しんでいる様子が伝わってきます。

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7月に雑誌社の方とライターの方、カメラマンの方3名で取材を受けました。
建て主さんご夫婦はライターの方に家づくりの事や住み心地など話されていました。

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カメラマンと雑誌社の方は外観から撮影し始め、室内へと手際よく撮影されていました。

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デッキ2
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南道路からの夕景です。
道路側の生垣が成長し、道路からの視線を程よく遮ります。
塀でがっちりと囲い遮断するのではなく、庭やデッキに出ている時に声をかけやすい程度の緩やかな仕切になっています。

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竣工時、デッキの夕景です。
デッキは梁を回すことにより、外部ですが室内的要素のデッキ空間を作ります。
梁は夏場、ゴーヤ朝顔の緑カーテンとしてネット掛けとして利用できるようにしてあります。
緑のカーテンを行わない時は、すだれ掛けとしても利用が出来ます。

デッキ内はすべて床板を張るのではなく、東南の角の空けてシンボルツリーを植える場所を作りました。
デッキの使用できる部分は減りますが、デッキ内に植栽が一本ある事により半室内の空間に自然を身近に感じます。
植栽がある事により、東側や南道路からの視線を緩やかに遮ってくれます。

室内からも直接隣地や道路よりも、中間に目が留まる所があると敷地外が気になりません。
また、夜間はライトアップをすると室内からの楽しみが一つ増えます。

デッキでの夕食やお茶、お酒など楽しむ場所として活躍しそうです。

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東の貸駐車場方向からです。
東側は視線を遮るように木製格子をデッキ先端まで回しました。
日中はデッキや室内はほとんど見えません。
夜間はデッキや室内が明るくなるため、見やすくなるのですが格子があるため見えにくくなっています。

将来、貸し駐車場が住宅になっても隣家からの視線を気にせず済みそうです。

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南東側からの夕景です。

今回で「Lがつなぐ家」の設計から竣工までの過程を終わりにします。
デッキ
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居間食堂とデッキは入隅フルオープンの木製サッシでつながっています。
1間幅の片引き戸が入隅で合わさり、2間幅の開口部がデッキに開放されます。

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ガラス戸を開くと室内とデッキが一体化され、お子さんたちの遊び場として、週末の食事の場として活躍します。
デッキが居間や食堂の延長として使いたくなるのは、居間食堂・厨房から出入りがしやすい事と、周りからの視線が遮られ落ち着いた場所になっている事が大切です。
それと建て主さんがアウトドアの趣味を持ち日常から外で食べる事に慣れていると、デッキでのバーベキュウや食事、お茶などに頻繁に使う事が多いようです。

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建て主さんの設計当初からの希望で、夜間は網戸で夜風を取り入れながら就寝したいとありました。
網戸で寝るのは防犯の問題があり、格子を付ける事と網戸の鍵の必要性が出てきます。

木製オーダーサッシのため格子の網戸と鍵を付ける事は出来そうなのですが、入隅フルオープンの網戸はどのような鍵をどこに付けるかを検討しなければなりませんでした。
工場とも打合せを重ね、網戸の縦框に鍵を付け2つの網戸が入隅で固定する事になりました。

入隅引き分けと和室の片引きガラス戸は引き込む壁が同じところになります。
網戸は兼用する事としたため、和室を網戸にする時と居間食堂を網戸にするときでは開口の幅が異なってきます。
網戸の内側には虫が入らないようにモヘヤを取り付けるのですが、開口幅が異なるためモヘヤ取付の位置を和室側と居間側で両方で使えるように位置をずらして取付を行いました。
建具製作前の施工図の時に取付納まりや詳細寸法を検討して出来た網戸です。

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居間食堂厨房とデッキの関係です。
居間と食堂は厨房を軸にLにつながっていますが、デッキをフルオープンにすると空間が広がりデッキに出たくなります。
小屋裏収納
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小屋裏収納は1階水回りの部屋の上になり、2階書斎コーナーからの出入りになります。
広さは7畳弱、天井の高さは80から140㎝の高さです。
床面積に算入されない小屋裏収納は、天井の高さ140㎝以内、広さは使用する階の床面積の1/2以下、開口部は床面積の1/20以下の規定があります。

仕上げは天井が化粧石膏ボード、壁は石膏ボード現し、床は合板を使用しない家づくりのため他の部屋と同じ桧厚板としました。
床の桧無垢板は、節の無い板や少しある板、色の白い板から赤の濃い板まで混ざっています。
床材料を同じにすると、主部屋に節の無い色の揃った板を使用し、残った節の少しある板や赤色の濃い板を小屋裏収納や物入れの床に使用する事が出来ます。
収納の部屋まで桧無垢板でもったいない気もしますが、使い分ける事でLDKなど主部屋が節の無い色の揃った床板になります。

書斎
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寝室の書斎コーナーです。
丸窓がある袖壁の裏が2畳の書斎になっています。
書斎は部屋として完全に区切らなく、寝室のコーナーのような場所を希望されました。

自宅での学習や仕事もすると言う事だったので、コーナーよりは少し区切られた場所の方が落ち着いて机に向えるのではないかと、梁下に目隠し用の仕切り壁を一枚設けました。
完全に仕切らない事で、書斎トップライトの明かりが寝室まで明るくなります。
また、寝室南の窓から入った風が書斎トップライトから抜けるようになります。

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寝室に入ると書斎コーナーの入口が見えます。
2階通路から真直ぐ進むと書斎になり、机に向いやすい動線となっています。

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集中したい時は寝室洋服入れの開き戸を開けると書斎入口の建具になり、寝室と書斎コーナーを視覚的に仕切る事が出来ます。

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書斎内部はトップライトが付いているため、奥まった位置にあっても外のような明るさになっています。
夜間照明を落としトップライトを見上げれば、月や星を見る事が出来ます。