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建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
HP:http://www12.plala.or.jp/tam-kobo/

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外観
IMG_8085A_R.jpg
竣工時の外観です。
写真は2月初め午後3時半頃、太陽が西に傾き日差しが長くなるころです。
建物は南東向きのため、冬季は午前の光が部屋の奥まで差し込み、午後遅くなるとポーチ・玄関側に当たります。
夏場は太陽高度が高くなるため、深い庇が遮ってくれます。

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西道路側からです。
長い一枚の屋根が道路に向かって下がってきます。
屋根上には5.5キロワットの太陽光発電パネルが見えます。

西道路側は玄関引き戸と土間物入れ入口の開口部だけです。
道路と普段過ごす空間に玄関や物置を挟むと、視線が気にならなく落ち着いた空間になります。

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竣工時、道路側からの夕景です。
ポーチ天井にはセンサーライトが有り、近づくとほんのり明るくなります。
玄関内の照明が付くと、片引き玄関戸の袖に入っている乳白ガラスが明るく玄関前を照らします。

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食堂・厨房南にはテラスを張り出しました。
テラスでのBBQや食事には部屋の明かりとスポットライトで明るく照らします。

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地盤調査
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平面計画と建物位置が決まると地盤調査を行います。
地盤調査は最初に敷地に建物の4隅位置を出します。
計画図面と変わりないか確認後に調査を開始します。

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調査個所は4隅と中央の5点調査が基本ですが、大きい建物や変形の建物の場合調査個所を増やすこともあります。

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スエーデンサウンディング調査は重さと回転数で地盤の強度を推定します。
簡易な方法ですが、地盤改良を行うかどうかの判定材料になります。

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実施設計途中で行うため、改良の判定が出た場合、いろいろある改良工法の選択や見積金額による工事費の増額なども早いうちから把握できます。

工事契約が済み着工前に調査する場合、地盤改良の判定が出た時は工事予算も上がり全体での調整が難しくなります。
地盤調査は建物位置が決まったらなるべく早い時期に行った方が良いと思います。
ただ、建て主さんの希望で部屋が増えたり建物位置がずれたりすると調査のやり直しになりますので、平面・配置が確定後に行います。
基本設計完了模型2
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北西側からの完成予想模型です。
建物配置は道路から駐車スペースを取り、植栽空間を設けて敷地東側に寄せてあります。

アプローチは駐車スペースの南側から入り、建物西のポーチを北側に進みます。
ポーチを進むと北隣家の南面開口部と視線が合うため、北側は外壁を伸ばし隣家が見えないようにしました。

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北側開口部は、隣家との視線の干渉を避け天井近くに取り付ける高窓としました。
採光や通風は確保したいけれども、視線を遮りシルエットなども見せたくない場所などは、高窓にするとよいと思います。
開閉の方法などは建て主さんの手の届く高さで考えるか、チェーンなどで操作できる窓を検討する必要があります。

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南東側です。
南側の下屋が1階開口部の夏の日差しを避けてくれます。
2階の開口部は軒の深い大屋根の影になるので、直射日光はあまり室内へは入らないようになります。
冬季は太陽高度が低くなり日差しが伸びるので、部屋の奥まで入り温かい室内になります。

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基本設計完了模型は屋根と2階床が取り外され室内の様子が分かるようになっています。
平面図では分かりにくい1階と2階のつながりや各部屋のつながり、室内から見た開口部の大きさや高さなど分かるようになってきます。

基本設計模型でこれから住む家の計画をある程度理解していただき、実施設計に入ります。
基本設計完了模型
計画案提出からいくつかの変更案を経て平面計画がまとまります。
平面が決まるという事は外観や室内断面も決まり、構造計画も同時に進んでいきます。

この時期に概算予算を提出し、この計画を進めるとこのくらいの工事予算が必要になりそうですと打合せします。
もちろん計画の初めに工事予算をお聞きして計画を進めるのですが、打ち合わせを進めると希望要望が増え、そのまま進めると当初予算より増えることが目に見えてきます。

実施設計の詳細図面を進める前に、概算予算の段階で当初予算と進んでいる計画案のすり合わせを行い、計画の見直しをすることがあります。
見直しは、仕上げ材の仕様変更程度の場合もありますし、平面の変更までしなければならない場合もあります。
建て主さんへは希望要望が本当に必要なものかどうか再検討をお願いすると共に、兼用になるものやコストダウンになるような提案を検討します。

工事予算に近づいた計画案が決まると基本設計完了になり、実施設計へ進みます。

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完成予想模型 南面です。
概算予算時にもう少し建設費を下げたいのと、居間と客間の間のテラスの使用があまり使われなくなるのではないかとの打ち合わせから、テラスをなくし工事面積を少なくしました。
建て主さん希望のBBQや外での食事は南側下屋下のテラスを張り出して使用する事になりました。

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南西側からです。
西の道路側に下がった長い屋根が印象的な外観になっています。
太陽光発電の要望があり、南下がりの屋根の計画と西下がりの大屋根の計画を提出したところ、「発電効率を考えるより毎日帰宅時にカッコイイ自宅を見た方が幸せ」という建て主さんの希望から方向性が決まった外観です。

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道路側の西外観です。
アプローチになる道路側は玄関と土間収納の入口だけで、他の開口部はありません。
道路や駐車スペースから居住空間まで距離を置くことで、静かな落ち着いた部屋になります。
計画案決定2
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計画案決定時外観予想模型です。
西側道路の北西側からの外観になります。
アポローチは北西側になり、北隣地の駐車スペースや隣家の南開口部からの視線をどうするか検討しました。

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ポーチ北側には壁を設け、視線はお互いに合わないように計画しました。
全て壁にすると閉鎖的で暗くなり、ポーチを歩く楽しみが無くなるので、腰から下の壁を開放にし足元からの明かりと、下方に見える植栽を楽しめるようにしました。

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北東側からです。
北側は水回りの部屋や収納の部屋が配置されるので小窓が並びます。
階段や浴室の窓がほかの窓と高さを揃えにくいので、配置や高さをどのようにしたらよいか検討しながら進めます。

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南東側からです。
西側から上る大きな屋根がそのまま2階屋根になります。
屋根が高くなるにつれ1階の大きな開口部に夏でも日が差し込むようになります。
夏の日差し除けと外観の大きな壁面を避けるように南側に下屋を設けました。
外壁が凹んでいる所は屋根付きのテラスの計画です。