建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
HP:http://www12.plala.or.jp/tam-kobo/

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子供室
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子供室は10.5畳の広さを2つに仕切って使います。
中央に可動間仕切りを置くと、南北に4.5畳部屋が2つ出来ます。
通路から子供室への入り口は特に建具を付けていません。
2つに仕切った時も建具は付けていませんが、簡単に布を下げたりカーテンなどで目隠しをするか、もう少し仕切りたい時は建具屋さんに吊戸を付けてもらう事も可能です。
将来お子さんが巣立った後は、可動間仕切りを壁側に寄せて広く使用することも出来ます。

子供室のあり方は建て主さんの考え方により、個室として仕切る方向の場合とオープンにする方向があります。
また、子供室と居間空間をつなげる場合もあります。
子供室をどのような方向にするかは、ご両親の育った環境にもよりますし、お子さんとのかかわり方や将来のことなど考えて、ご家族で良く話し合われると良いと思います。

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子供室を2つに仕切る可動間仕切りです。
畳1畳の広さを両方から使えるようにしました。片方は洋服掛けとして奥行きの深い収納、もう片方は本棚、飾り棚として奥行きの浅い収納をそれぞれ2つ作り、互い違いに背合わせにしています。
棚板は可動棚としてあるので、収納するものに合わせて棚位置を変えることが出来ます。

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北側の部屋から可動間仕切り方向です。
可動収納のため、梁下にほんの少し隙間を開けて作ります。梁と収納の隙間には転倒防止のため、くさびを挟んでいます。


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寝室
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2階寝室は6畳の広さに1.5畳の押入れ+洋服入となっています。
寝室は板の間に布団を敷くスタイル希望のため、床は1階や子供室で使用したカバ桜ではなく、柔らか味のある桧の厚板を使いました。
寝室に布団の場合、畳となる事が多いですが板の間でも対応できます。板の間の方が掃除のしやすさ、畳の農薬やアレルギーの心配が少なくて済むという考え方もあります。将来ベットになった時もそのまま使えます。

ごろんと横になりたい希望や、畳の香りや柔らかさを重視したい場合は畳をお勧めします。
畳はスリッパを脱いで上がる場所という精神的な思いもあります。

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南の開口部外はベランダにつながり、布団干しが直ぐ出来るようになっています。
ベランダは居間吹抜けの外を通り子供室につながっています。

2階通路
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2階通路は居間・食堂の吹抜けの中央に橋のように架かっています。
階段を上り東にある子供室方向へは橋を渡って行くようになります。

正面子供室の梁上は吹抜けに開放されていて、冬は食堂に設置した蓄熱暖房機の暖気が回りやすく、夏は風が通りやすくなっています。
また、目隠しの壁の上は子供室からの明かりが漏れ、居間や食堂にいても気配を感じることが出来ます。

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子供室側から階段方向です。正面通路を進むと左側(南)に寝室があり、右手前は2階トイレ奥には音楽室上の一段上がった小屋裏収納があります。

2階天井は断熱材を入れた屋根下に張り上げてあるので、小屋組みがそのまま現しとなっています。
手刻み伝統工法軸組は、梁の掛け方や伝統的な継手がそのまま見え、吹き抜け空間に存在感を出しています。
梁組や継手・仕口など見ているだけでも楽しい空間になっています。



食堂吹抜け
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食堂側吹抜けは5.25畳の広さがあります。
2階から居間・畳コーナー・食堂・厨房まで見渡せ、家族の姿がどこからでも見えるようになっています。
吹抜け北側は採光と通風のための開口部があり、北側の柔らかな明かりが入ってきます。
夏の通風は南と北吹抜けの両方のサッシを開放すると、風が通り抜けると同時に1階の空気が吹抜けを上昇し排出されるため暑さがこもりません。

吹抜けに細い木材が掛けられています。
この木材は食堂テーブルの上に下げられるペンダント照明を吊り下げるための棒です。
吹抜けに照明を下げるには、高い天井からペンダントコードを長くして下げるか、吹抜け途中にコード掛け用の部材を設置する方法があります。
吹抜け途中から下げるには、電源をどこかに確保する必要があります。音の家では2階通路の下壁、ブリッジの橋げたに当たるところから電源を取りました。
吊り下げる棒を可動式にすると、テーブルに合わせて照明器具の吊り下げ位置を動かすことが出来ます。

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写真左下の木製引き戸を開けると、吹抜けの高い場所に設けた窓ガラス掃除用の出入り口となります。
出入りは子供室からになるので、自由に開放出来ないように鍵付になっています。
吹抜け梁材に渡して歩けるような板材を小屋裏収納庫に用意してあるので、板材を出入り口から掛け渡し、本棚とエアコン収納部の上部の固定板の上を通りガラス葺きを行います。

天井杉板張 天井断熱材 電気工事
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吹抜けと2階天井の杉縁甲板(1等材)張りが終わりました。
建て主さんが蜜蝋ワックスを先塗した板を大工さんが張り上げます。

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天井断熱材は残っていた食品庫と玄関を張れば完了です。
天井断熱は垂木間に厚100㎜16K高性能グラスウールを入れ、その下にネオマフォームを張り上げます。ネオマフォーム継手と端部は気密テープを張って気密を取ります。

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電気工事は木工事の進捗状況に応じて室内配線工事とスイッチやコンセントのボックス付けを進めています。

来週の現場は、1階の床板張に進みます。

居間吹抜け
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音の家には2つの吹抜けがあります。
居間吹き抜けは4.5畳に階段部分の3畳を加えると7.5畳の広がりがあります。
写真は階段途中から居間と畳コーナーを見たところです。居間から見ると階段は袖壁の裏になり、階段の存在は感じられませんが、階段の上り下りには居間が見下ろせるようになります。

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階段途中から居間吹き抜けと食堂吹抜けを分けている通路方向を見たところです。
南吹抜けの明かりをなるべく北吹抜けを通して食堂奥まで明るくできるように、通路手摺は縦格子としました。
縦格子としてことで抜け感があり、吹抜けに掛かる橋のようなイメージになりました。

吹抜けの先は子供室となっています。
お子さんが1階から子供室へ行くまでに階段途中からご家族の集まる畳コーナーが見え、通路からは吹抜けを通して厨房に立つ母親の姿が見えます。
逆に1階からはお子さんの様子が良くわかります。






ネオマフォーム外張
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外部はサッシが入り、ネオマフォーム断熱材張が進んでいます。
先週までは間柱までで外から中が良く見えましたが、サッシが入り断熱材張が進むと外と室内の区切りがはっきりしてきます。

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北側からネオマフォーム上に透湿通気遮熱シート(タイベックシルバー)に入りました。

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断熱材で囲われた室内は、風を遮り暖かい場所になりました。
天井や壁に使用する杉縁甲板が搬入され、建て主さんによる蜜蝋ワックスの先塗が始まります。

脱衣洗面
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脱衣洗面は南に面し、掃出し窓を開けると外物干し兼用の濡れ縁に直接出ることが出来ます。
南側に脱衣洗面を配置できたのは、敷地が東西に比較的広かったことや音楽室や食堂厨房が北側に配置されても支障がなかったからです。
広さは3畳強ありますが、1畳分は階段下を利用しています。
写真正面の洗面台と洗濯機置き場の上が階段になっています。天井が下がって階段の踊り場の段がそのまま天井の段差になっています。
洗面台の壁の反対側は居間のテレビ置き場になっています。
階段割り付けとテレビ置き場、洗濯機置き場と洗面化粧台の天井高さ、居間障子の引き込み部分の高さなどいろいろな要素が絡み合った場所です。

南に面した脱衣洗面は明るい、暖かい、洗濯から物干しまで近いなどいろいろなメリットがあります。
冬季や花粉の時期などは脱衣洗面を室内物干しとして使用することが出来ます。
良いところばかりのようですが、南に面した場所を長時間使用する部屋ではない場所を配置することは、その他の部屋が北側配置になると言う事になります。
また、南に開口部ばかり多くても木造の場合耐震上あまり良くありません。
開口部と壁のバランスと間取りは計画時に悩むところです。

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洗面台の収納は通路にある物入れ側に入っています。
通路物入れは3尺×3尺畳半分の広さを使えましたが、奥行きは3尺なくても収納には支障がないので脱衣側から30センチを洗面収納棚、残りの約60センチを通路収納として使いました。

耐力壁など構造上重要な壁でなければ奥行き3尺の収納は両側から使用出来ると、収納量が格段に増えるのと奥行きが浅くなるのでしまい忘れが少なくなります。


クローゼット
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クローゼットは脱衣の入り口手前に配置し3畳の広さがあります。
左側に洋服掛け用のステンレスパイプを付けました。
ステンパイプは手前にコートなどの長もの掛用と衣類下に衣装ケース置きとして上に1本、奥は上下に衣類を掛けられるように収納重視で2本としました。
右側は既存箪笥を置く場所とし上に棚を設けてあります。
上棚は季節の入れ替え用の衣装ケースやバッグなど使用頻度の少ない収納棚としています。
内装は天井壁とも杉縁甲板1等材(節あり材)を使用しています。
衣類や箪笥が入っていない竣工時の写真では節板が目立ちますが、生活が始まるとほとんど収納の奥になり気になりません。



音楽室収納
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CD棚はケースに合わせて奥行きの浅い棚とし、室内にあまり出っ張らないようにしました。
棚は可動式に作ってあるので基本はCDケース寸法に合わせて調整しますが、楽器や本などを飾っても良いようになっています。
多量のCDが収納できるように、1.5×1.45mの棚と1.5×0.55mの棚がL字型に作りつけてあります。
上を揃えて90センチ下を開けたのは、パソコン用机を置くために上棚だけとしました。
棚一面にCDが並ぶのも、そう遠くないような気がします。

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お気に入りの楽器や小物、CDジャケットなどを飾り棚として

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趣味の音楽を演奏や聞く場所として、また思い出の品を飾る場所として活用されています。