建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
HP:http://www12.plala.or.jp/tam-kobo/

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1階天井下地・造作工事
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1階厨房・食堂と和室天井のボード張が終わりました。
黄色いボード部分は珪藻土塗になります。
天井までの建具が多いので、天井下地前に鴨居取付や天井見切り工事を行います。

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脱衣室側から通路~食堂・和室方向を見たところです。
ここも天井までの建具が4方に付くため天井張前の造作工事に手間がかかる所です。

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居間・食堂・和室の引き込み障子戸袋内に杉板を張った所です。
戸袋内は建具を入れると見えなくなる所なので、一般には薄いベニヤ張になりますが、合板は使用しない家づくりなので杉縁甲板を張っています。
手前にもう一枚の壁が出来るので障子は壁の中に収納されます。

来週後半は作り付け家具工事が始まります。

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室内壁漆喰下塗り
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外部は軽量ラスモルタル中塗りが終わり養生期間に入りました。
仕上げ塗は12月中旬から始まります。

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内部は漆喰下地のプラスター塗りが始まりました。
木部と接する所は養生テープを張ります。ラスボード継手はひび割れ防止のためメッシュテープを張ります。
下地プラスター塗りは下こすりを行い直後に中塗りをコテ仕上げとします。
漆喰上塗はプラスター塗りがほぼ終わってから入る予定です。

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左がプラスター下塗りが終わった壁、右はラスボード下地に継手メッシュテープ張の状態です。
2階からプラスター塗りが進み吹抜け上部に進みます。

玄関手摺
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玄関縦手摺は靴の脱ぎ履きやに便利なようにコート掛けの柱に沿って取り付けました。
用途は単に手摺のはずだったのですが、元気なお子さんはここは登れるかもしれないと挑戦し始めました。

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コート入れは天井まで伸ばさず途中で止めてあり、玄関を広く感じさせるために玄関天井がそのまま伸びています。
コート入れの天井も塞がないで収納内部の可動棚板を天井代わりにしています。
天井で塞ぐより内部の空気が動き湿気を溜めないように開放にしてあります。

35センチほどの隙間が空いているのですが、手摺を登ってこの隙間からコート入れ内に入る楽しみを見つけたようです。
子供は遊び(楽しみ)を見つける天才です。
このように遊ぶだろうなと色々な仕掛けを作ったりしますが、想像を超える遊び方を発見します。
また、こちらで思ってもいなかった所で思わぬ遊びをしていると、子供の創造力は大したものだと感心させられます。

先日伺った時には、居間吹き抜けの梁上を移動するようになっていました。
ご両親も危ないからと止めないで自由にさせているようです。そればかりか梁上の掃除は息子さんの担当になったと楽しそうに話してくれました。




1階天井ボード張 外部:軒樋・破風板金巻
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外壁はそとん壁下塗りが乾燥し明るいグレー色になりました。
板金工事、ガルバ鋼板破風板巻と軒樋取付が終わり軒先が引き締まった表情になりました。

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内部は1階天井のボード張が進んでいます。
ボード部分は木工事完了後、左官工事によって珪藻土塗となります。

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天井ボード張前に天井と面一に納まる鴨居や廻り縁取付が終わっているので、ボード張になると急に進んだようになります。
今週は水回りの部屋の天井張を進めます。

玄関
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ガレージ兼ポーチ土間と室内床の段差解消を玄関内で行うと決めてから断面図の検討が始まりました。
1段の段差は18センチ以下と決め玄関内で2段とし計36センチを玄関土間高さと決めました。
基準になる設計GL(地盤面)から床までは64.5センチあり、残りの28.5センチを駐車スペースとガレージ内勾配で解消する事にしました。

玄関は3畳の広さがあります。
3畳内に下足入れ、建て主さん希望のコート掛け、それと2段の1段分のスペースをどのように配置するか悩んだ所です。
玄関框に敷台を付けて2段にする方法が一般的ですが、玄関入口と下足と室内への動線が上手くいきません。
そこで敷台に当たる1段目を広くし、玄関土間部分に1畳、1段目に1畳、室内床と同じ高さになる2段目に1畳のスペースとしました。
それぞれに下足とコート入れの場所があるので実質0.75畳の広さになります。

玄関土間の0.75畳は狭いのではと感じる方もいらしゃるとお思いますが、ここで応接する訳でもない限り靴の脱ぎ履きするための場所だけなら十分な広さです。
また、狭さを感じさせないように下足は中間までとし上部は飾り棚としてあります。
コート入れは上部を開けて天井を一体とし、狭さを感じさせないようにしてあります。

写真は玄関ホール側から見たところです。
右側に玄関引き戸があり土間となっています。土間は0.75畳のスペースですが下足入れ下まで伸びているので1畳の広さとなっています。床を伸ばすことも狭さを感じさせない工夫の一つです。

正面には下足入れと飾り棚、小窓が一つあります。小窓は周辺の環境が良い場所なので透明ガラスとしました。
透明ガラスにすると外出する時に玄関で外の天候状態分かり、靴やコートの選び方と外へ出る心構えができます。

下足入れは腰までの高さとしてあります。下足入れの大きさは間取りや窓の位置によっても変わるのですが、主には建て主さんの靴の数によって決めています。

写真左は1段目の床になっています。
1段目を敷台ではなく床とした事で、下足への靴の出し入れが便利になり動線もスムーズになりました。

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玄関から居間への入り口方向です。正面に片引き戸、左にはコート入れがあります。
コート入れ前には縦手摺を設けました。写真はレンズの関係で少し湾曲して移っていますが床から天井まで伸びています。
縦手摺は靴の脱ぎ履きと2段の上り下りの時に手を添えるだけでも体が安定します。

2段の床段差を付けた事によりもう一つ便利なことが増えました。
36センチの段差がベンチ代わりになりブーツの脱ぎ履きや、小さなお子さんに靴を履かせる時など腰かける場所になります。
そばに縦手摺があるので、遠い将来になりますが老後にも役に立つ場所になると思います。



工事監理報告書提出
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分離発注の場合、建物完成引き渡しで工事監理がすべて終わったのではなく、その後工事中の変更箇所を訂正した竣工図の作成や工事監理記録及び工事写真のまとめ、その他各工事の試験報告書や保証書などの提出があります。

竣工図は変更箇所を訂正した設計図と工事中に作成した施工図、及びプレカット施工図をまとめて製本します。
工事監理報告書には各工事の工程に検査報告事項があり、検査項目の内容確認と検査写真を添えた報告書になります。

工事写真は着工前から竣工までの写真データをDVDにまとめ提出します。
竣工図と工事記録なども一緒にDVDに入れます。最近はカメラの性能が上がり写真のデータが多くなったためDVD2枚組の提出になっています。

3月から始まり建て主さんと各専門工事会社の職人さんと協力しながら進めた「軒の家新築工事」が無事に引き渡し出来ました。
工事に参加していただいた建て主さんをはじめ、工事に携わって頂いた各業者の皆さんに感謝いたします。


木工事 1階天井造作
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木工事は1階床桧板張が終わり天井鴨居、廻縁などの造作工事に入りました。
造作材は材木屋さんから大工さん加工場に納品された材料を現場に合わせて寸法決後、削り仕上げや溝加工などした材料を現場搬入し取り付けます。
天井までの障子や建具が複雑に交わる所が多いので神経を使いながらの作業です。

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天井は下地前に電気配線を行います。
アイランド型キッチンのレンジフード吊り用ボルトなども天井下地前に付けておきます。
アイランド型のセンターフードは壁付と異なり天井から下がるのでこの時点では基準になる壁が出来ていません。
事前に取付位置は通り芯からの寸法など図面にて指示をしておきます。

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外部はそとん壁下塗りが終わり養生期間に入ります。
仕上げ塗は3月中旬~下旬の暖かくなる頃に行います。

外壁左官 中塗り
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外壁左官壁の中塗りを行いました。

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作業の合間には左官工事工程の打合せをしました。

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中塗り後は養生期間に入ります。


動画です。

ポーチから玄関へ
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ガレージ兼ポーチの室内側です。
手前に玄関引き戸と奥に木製面格子が見えます。面格子は居間の9尺引違い腰窓に付いています。
この窓の大きさや高さを決める時に、室内からは居間窓側に設置するテレビが窓に掛からない高さで、外部からはガレージから居間でくつろいでいる姿が見えない高さの範囲でなるべく大きな開口部としました。
玄関脇のため防犯と外観のアクセントを兼ねて木製面格子を取り付けました。

ガレージは車を駐車する用途のため燃えにくい材料で天井と壁を仕上げる内装制限が掛かります。
ポーチの場合は内装制限はありませんが、都市計画用途地域内の延焼の恐れの範囲の防火構造に該当することがあります。
内装制限のため天井はケイカル板仕上げ、壁はモルタル塗壁仕上げとなっています。
開口部は木製建具でも良いのですが、天井から50センチ以上の不燃下がり壁の規定があります。

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玄関片引き戸です。
設計当初の玄関はガレージ前のポーチから片開きドアで直接玄関に入る計画でした。
建て主さんから現在のようにガレージ側から入りたいと希望があり、構造壁数の問題や詳細納まりの問題など検討しました。
構造壁数は他の壁で対応できたので、納まりの検討に時間を費やしました。
ドアであれば納まりは割と楽なのですが、ドアの場合開いた時にガレージに車があるとぶつかってしまいます。

引き戸が良いのですが、ドアと比べ隙間を多少開けなければならないので気密が落ちます。
また納まりも複雑になってきます。
メリット・デメリットを説明して納得してもらい片引き戸にすることになりました。

外張断熱に付ける外部側片引き戸は基礎外断熱材と外壁外張断熱材に対して引き込み壁部分が対応できなく他の断熱方法を検討しなければなりません。
引き込み壁部分のみ充填断熱にしたり、基礎は床下で内張断熱にしたりと断熱欠損が出ないような工夫が必要です。

工事が始まってからも、基礎コンクリートの精度と木軸組の精度が違う事から細かい寸法のすり合わせや、木製引き戸の鍵や取っ手部分の引き残し寸法により戸当たり位置を決めるなど、現場で大工さんや建具屋さんを主に、板金屋さんや左官屋さんと打ち合わせる事が多くありました。
出来上がると何気なく付いていますが、図面での詳細納まり検討から現場での打合せを密にしなければ、綺麗な納まりときちんとした施工ができない工事でした。

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ガレージ側から玄関に入るようになった事で、もう一つ検討しなければならないことがありました。
室内の床とガレージ床の段差をどこで取るかと言う事です。

ガレージを通らないでポーチから入るには外部で段を付け、開き戸で少し段を付けると玄関土間と床の高さが18センチ以下の1段になります。

ガレージ土間高さは駐車場と庭の地盤の関係からそれほど上げられませんし、玄関引き戸が入り口側で土間勾配と平行なため玄関前を高くするわけにはいきません。
また、せっかく引き戸にしたのに段差を付けては引き戸の良い所が無くなります。
室内床までの段差は玄関内で解消する事として、ガレージから段差なく入れる高さの玄関土間としました。



外物置
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ガレージ兼ポーチには1間幅3尺奥行きの押入れと同じ大きさの収納が2つあります。
外収納には洗車用品やスタッドレスタイヤ、ご夫婦一緒の趣味のスノーボードや庭や菜園で使用する道具などが入っています。
将来お子さんが大きくなるとスポーツ用品などが増えてくると思います。

中央のくぼんだ所は9尺の長さがあります。
ここをくぼませたのは普通車を駐車する時に運転席側のドアが大きく開くので乗り降りが楽になります。

くぼんだ所には外流しを設けました。庭の水撒きや車の洗車、バーベキュー時の洗い物に便利な場所です。
もう一つ天井から下げてあるのはサンドバックです。ご主人からサンドバックをどこかに下げたいと希望がありました。
吊下げる場所と運動するための周りのスペースや下げた時の存在感を考えると、室内ではトレーニング室を設ければ別ですが良い場所がありません。

冬季でも運動すれば暑くなるのでガレージの一角に吊り下げる事になりました。
サンドバックは重さがあり動くので、天井を仕上げてから下げたのでは下地補強をしても心配です。
吊り下げる位置を決め、上部に梁を掛けボルトを通し吊り下げ用のフックを設置しました。

重量物を吊り下げる場合は梁などの構造材から直接下げるか、梁に渡した補強材を入れておく必要があります。
天井が仕上がると補強材が入らなくなりますので、設計前に希望を出し打合せをしておくと工事がスムーズに進みます。

玄関前にサンドバックがあると防犯の効果も少しあるのではないかと思います。