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建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
HP:http://www12.plala.or.jp/tam-kobo/

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外壁 ジョリパット仕上げ塗
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今日は朝からジョリパット仕上げ塗です。
ジョリパット材料に仕上げ表情に応じた骨材を入れ良く撹拌します。
次に仕上げる壁面の面積によって量を調整しながら材料を混ぜておきます。

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一面ずつ仕上げるのですが、乾燥が早いため人数を入れ材料を塗る人、パターンを付ける人、最後にコテで押さえるようになでる人と分業しながら進めます。
足場の上下でチームに分かれて塗継が出ないように上が塗ったら追いかけるように下が塗り始めます。
最後は開口部廻りや出隅など細かい作業を行い一面仕上げます。

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ジョリパット下塗りで仕上がりの色は大体わかるのですが、仕上げ塗を行い表情を加えると、手仕事の跡が微妙に陰影を作り塗壁の重厚さと柔らかさを感じます。

木工事:2階ボード張、1階壁張
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木工事2階は収納壁杉板張と室内ボード張が進んでいます。
日に日に部屋らしく仕上がっています。

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1階は土間収納の杉板張が終わりました。
浴室造作材加工を行い、浴室造作から壁下地に進みます。

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外部はサッシ引き込み部分の板張が終わりました。
木製サッシと木製網戸、引き込み部分の戸袋風な板張りが外壁のアクセントになっています。

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太陽光発電パネルが設置されました。

坪庭
敷地西側に寝室とライブラリー・浴室に三方囲まれた凹部があります。
もう一方の隣地境界側に板塀を設ける事により、四方囲まれた坪庭が出来ました。
長さ2.5間(約4.5m)奥行き1.5間(約2.7m)、7.5畳の広さになります。

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坪庭には寝室とライブラリー及び浴室が面し、各室の窓から坪庭の植栽が見えるようになっています。
中でもライブラリーベンチに腰掛けた時に見える坪庭が主になっています。
中心に植えた一本のモミジと根固めに季節の花が咲く下草がグランドカバーになり、見る者を楽しませる気持ちの良い坪庭となっています。
ライブラリーの窓からはモミジの上の方は壁に隠され下枝と下草の色の微妙に異なった緑の葉と季節に咲く花々が見えます。
モミジは全体が見えない方が枝の広がりや幹の伸びを想像し、坪庭が余計に広さを感じさせてくれます。

数寄屋造りなどの和風建築では軒先を下げ、座敷に座った時に庭の植栽の全容が見えないようにすることで高さや奥行きを想像させ、狭い庭を広く見せようとする工夫がしてあります。
ライブラリーの窓も坪庭が無ければ腰壁を付け上部に開口を設けますが、坪庭の地面に近い所を見せるために地窓としました。

寝室や浴室からは反対にモミジの上部と空が見えるようになっています。
窓と窓をあまり合わせない方が、同じ坪庭でも場所によって違った景色が見え楽しみが増えます。

ライブラリー
建て主さんの希望の中に日常の家事から離れてコーヒーやお茶を飲みながら本をゆっくり読める場所が欲しいとありました。
また、設計前に建て主さんの住まいを見させていただた時に、絵本や本の他CDが沢山あったので収納計画も必要でした。
専用の部屋やコーナーが作れれば良いのですが、床面積と工事予算の関係もあり何処かの場所と兼用して作れる場所を探しました。

ライブラリーと名づけましたが特別な部屋やコーナーがある訳でもありません。
居間奥の通路にベンチと本棚、ギャラリー風に絵本を飾れる棚を作りました。

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キッチン奥の家事コーナーから見たところです。
奥は寝室の入り口、その前を左へ進むと居間となります。

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反対に寝室入り口から見ると、奥へ進むと家事コーナー洗面やトイレクローゼット脱衣入り口が並び、2階への階段もあります。
家事コーナーからは厨房を通り居間へ抜けられるので、ライブラリーと畳コーナーの周りを回れるようになっています。
家の中で回れる動線があると、家事に便利なだけではなくお子さんの遊び場所としても楽しい場所になります。

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ライブラリーは1.5間の長さがありベンチ高さも低めにしてあるので、座るだけではなくごろんと横になって本を読んだり、そのまま昼寝も出来ます。

お子さんと一緒に壁に飾られた絵本の中からお気に入りを手に取り、読み聞かせをしたりお話をしたりと居間や食堂とは違った雰囲気で接することが出来ます。
また、家事の合間のほっと一息の時間にコーヒーやお茶を持ってここに座ると、居間や厨房から離れ日常の雑多な事が目に留まらないので、気分の切り替えが楽にできリラックスした気持ちになれる場所になります。

ベンチに座ると正面の低い位置に窓があり、外には手入れの行き届いた坪庭が見えます。
通路として動いている時は坪庭は見えませんが、ベンチに座ると目の前の広がりに豊かな気持ちになれます。

廊下の一部を少しへこませてベンチを設けた事が、単なる通路としてではなくライブラリーとして坪庭を眺める場所として、ご家族皆が好きな場所になりました。



左官工事:外壁ジョリパット下塗り 板金工事:破風板・軒樋 
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外壁は中塗りから養生期間を経てジョリパット仕上げ塗の工程に入りました。

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中塗りの軽量モルタルの補修や下地処理をした後にジョリパット下塗りを行います。
仕上げの上塗とパターン付は来週前半に行います。

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下塗りを行った壁です。
メーカーの色見本カタログの小さなサンプルから数種類の候補を選び、メーカーにてA4版の塗見本を作成してもらい現場にて建て主さんと決めた色が壁全体に塗られていきます。

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屋根板金工事は破風板巻と軒樋取付が終わりました。
縦樋は外壁仕上げ塗後に取り付けます。

太陽光発電工事 木工事:1階ボード張 オーダーカウンター打合せ
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今日は朝から太陽光発電工事になりました。
屋根に載せたパネルから配線を室内に引き込み、1か所でまとめて分電盤近くに設置するパワコンまで配線します。
室内の配線は造作工事が始まる前に配線をしておいたので、今日は接続箱とパワコンの取付位置を決めました。
電気分電盤と蓄熱暖房操作盤、太陽光発電のパワコンとモニター用送信機など多くの機器が壁に取り付くので、配線や盤の間隔など考慮しながら現場で打合せを行いました。

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屋根は太陽光発電パネルが設置されます。
パネル位置の確認と設置架台挟み金物の確認を行いました。
今日午前中でパネルの設置が終わります。

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木工事は1階ボード張が進んでいます。
障子引き込み部の戸袋壁もボードが張りあがりました。
木工事はボード張と浴室の造作に入ります。

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オーダーで作るキッチンカウンター、洗面カウンターの天板打合せを行いました。
製作の納まりや現場での木工事との取り合いなどの技術的な打ち合わせを行った後に、建て主さんと一緒にコーリアン(人造大理石)の色やR面の大きさ、流し排水ごみ受けの種類なども打合せを行いました。
現場搬入は1月中旬予定です。

寝室
寝室の場所をどこに配置するかは、敷地の状況や間取りの希望と現在の生活パターンと遠い将来の事も考えて計画します。
燈の家は建て主さんの希望と敷地が広いことから、寝室は1階に計画しても他の部屋の配置に大きな影響を与えなさそうです。
日常の生活動線は平屋と同じように計画しました。

計画を始める前に現在の生活状況をお聞きしたところ、ご主人は仕事の関係で勤務時間が不規則になっているようです。
夜勤明けで日中睡眠をとる事もあるため、居間空間と子供室から少し距離を置いた位置に配置しました。

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寝室に入った所です。
夜の写真ですが遮光のロールカーテンを下げると日中でも落ち着いて睡眠できます。

寝室には窓が3か所あります。
正面は掃出し窓、窓を開けると物干し用の濡れ縁とつながります。
濡れ縁には洗濯物干しと布団干しが出来るようになっています。
寝室から直接布団干しが出来ると、押入れに収納するよりは濡れ縁に出して布団干しを行う回数が増えます。

洗濯物干場は寝室前の濡れ縁が、ポーチや居間から見えなく風通しや日当たりも良いので通常はここを使います。
濡れ縁と言っても屋根が掛かっているので、急な雨に慌てずに取り込まなくても済みます。
ただし、乾きにくい梅雨の時期や冬季の天候が悪い時にどこに干すかが問題となります。
敷地や床面積に余裕があれば室内物干しを計画する事もありますが、工事予算と建て主さんの希望・考え方や生活パターンと周りの環境によります。
通常は外に干し乾きにくい時だけ室内に干すという場合は、どこかの場所と兼用にします。

燈の家は寝室の南の濡れ縁が通常の物干しなので、寝室に室内物干し用の仕掛けを作りました。
寝室であれば来客時でも干したままで差し支えありませんし、日中はほとんど使用しない部屋なので兼用することが出来ます。

写真左側は東に面した腰窓です。
そとには木製面格子が付いているので、開放してても外からは見えにくくなっています。
建て主さんから夏の夜は窓を開けて風通し良い部屋で寝たいとありました。
風通しは腰窓が東南の入隅にあるので、夏の風が集まりやすいくこの窓から入りやすくなっています。
夜間開放するので防犯の意味もあり面格子を付けてあります。

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寝室出入口方向です。
屋根勾配に沿って天井が南から北へと高くなっています。
3つ目の窓は坪庭に面して高窓が付いています。
この窓からは坪庭に植えた木の枝葉と空が見えます。坪庭に面する窓はあまりお互いが干渉しないような高さに設けてあります。

写真左は押入れです。
押入れに建具を付けるかどうか設計時に打合せを行いました。
押入れと言うと建具がある事が当たり前のように感じますが、収納を考えるならばなくても良いのではと言う考えもあります。
建具があると中が見えなくて片付くように感じますが、乱雑に押し込むように収納してしまい、ほとんど使用しない物の保管場所になってしまう事が多くあります。
また、1間幅の押入れでは布団を収納する時に半分しか開かない建具が邪魔になり収納しにくくなります。

押入れではなく建具が無い収納と思えば収納全体がそのまま見えますし、片づけもしやすくどこに何があるのか直ぐに分かります。
また、建具が無いので換気が良く湿気が溜まると言う事もありませんし、建具の分だけ工事費を他に回せます。

布団をたたみ押入れに収納するよりは、干す方(布団干しに掛けるかそのまま風と日に当てる)が多い方は、押入れ=建具付の収納と言う考えを改めてみるのも良いかもしれません。

木工事:2階造作 設備工事:室内配管 電気工事:エアコン配管
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木工事は2階造作工事を行っています。
サッシ枠付や障子鴨居敷居の取り付けを進めています。造作材が取り付くと珪藻土塗下地のボード張に入ります。

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2階間仕切り壁や手摺壁の下地も出来ました。
2階の部屋が少しずつ形になってくると、大きさや広さが実感できるようになってきます。

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給排水設備工事は2階トイレと洗面の給排水配管工事を行っています。

2階への給湯・給水、2階からの排水は1階を通りますので、トイレ・洗面の近くの1階に配管スペースが必要になります。
給湯・給水管は圧で上げるので横引きが長かったり曲がっていても問題はありませんが、排水管は勾配が必要になるため横引きが短い方が工事に無理がありません。
設計の時に2階水回りの近くに配管スペースを取っておかないと現場で対応できなくなります。

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電気工事は室内配線とエアコン配管を行っています。
天井埋め込みエアコンは天井下地の時に室内機器を吊り下げます。

エアコン配管経路も設計時に検討しておかないと、設置したい屋外機の場所まで配管できなくなります。
冷媒配管は上下の曲りにに対応できますが、除湿した水を流すドレイン配管は途中で溜まらない様に水勾配を付けて配管しなければなりません。

家事コーナー(奥様の書斎)
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キッチンの奥は家事コーナーがあります。家事コーナーを通り過ぎると水回りや寝室、階段への通路につながります。
写真は通路から手前に家事コーナー、キッチン方向を見たところです。
手前右が奥様の家事コーナー、左は階段下の収納になり厨房のバックヤードとして食品保管庫・その他の収納になっています。
先は右側がキッチン、左側に食器棚と冷蔵庫置き場になります。

居間から直接見えない厨房の奥に家事コーナーがあり、そこから直接水回りの各部屋に行ける家事動線は便利です。

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家づくりの希望に趣味で布を使った小物を作ったりするので、ミシンをそのままにしておける場所が欲しいとありました。
本格的に時間を決めて作業する場合は専用の部屋作る場合もありますが、家事の合間に行うと言う事なのでキッチンの近くに設けました。
キッチン方向から見ると仕切り壁に隠れて、作業中の広げたままの状態は見えません。

作業台は来客が多い時に掘りごたつテーブルに加えるためです。
長い作業台1台でも良かったのですが、持ち運びと人数によって調整できるように2台にしました。

作業台の上は収納と本棚になっています。その下に手元を照らす照明器具が付いています。
中間の壁は掲示板用に正面にコルクボード、厨房側は磁石が貼り付くように板金の壁としました。
厨房の近くに予定表や幼稚園や学校のお便りを掲示できる場所があると便利です。

厨房から見やすい場所で居間から見えにくい場所が一番良いのですが、間取りや家電配置・収納によっていつもベストの位置に設置できるわけでもありません。
建て主さんによっては見やすさを優先し居間から見えても、写真や季節の行事をデコレーションしたりと見せる(飾れる)掲示板とされる方もいます。

燈の家はちょうど厨房奥に家事コーナーを設ける事が出来たので、居間から見えないところに掲示板を作る事が出来ました。



厨房
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厨房は居間・畳コーナーに対面しています。
厨房に立つと手前に畳コーナーと居間が見え開口部の向こうには庭が広がります。
厨房から庭が眺められる事はキッチンに立つことが苦にならなくなる要因の一つだと思います。

キッチンと畳コーナーの仕切の腰壁、カウンターの高さをどの様にするかは建て主さんと細かい打合せを行います。
キッチンから直接食卓テーブルに運びたい方は、一旦カウンターの上に載せて運んだり片づけたりします。
この場合はキッチン天板からあまり上げない高さにカウンターを設けます。
天板の立ち上がりに直にカウンターを設けた場合、アイランドキッチンのカウンターと同じような使い方が出来ます。
アイランド型のキッチンは食卓からキッチン上が直接見えるので、天板に色々なものを置かないタイプの方、使用したら片づける方に向いています。

キッチン前のカウンターを天板から20~25センチ上げると、食卓に座った時にキッチン手元が見えないので、多少物を置いても気になりません。
また、下準備や洗い物の手元が見えないので来客時でも気にしないで作業を続けられます。
調理作業や跡をあまり見せたくはないけれども、食卓に座っている人と会話もしたい方はカウンターを上げて作ります。
また、上げた分だけ食卓側から収納が使えます。