建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
HP:http://www12.plala.or.jp/tam-kobo/

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書斎
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御主人専用の書斎は4畳の広さに本棚スペース約0.4畳の広さがります。
場所は居間畳の間と壁を隔てた奥にあります。
書斎入り口の建具を閉めると居間や食堂からの音が小さくなり静かな場所です。

建て主さんから勤務時間が不規則のため仮眠をとる事もあるので、お子さんや奥様のお友達が来た時に気を使わなくて済むように、居間から離れた静かな場所に書斎を希望されました。
また、学習の場として集中したい時もあるので独立した書斎としました。

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書斎奥から入り口側です。
入り口を出ると北通路になり一番奥は室内物干し室になります。
正面梯子を上ると書斎のロフトスペースへ上がります。
右側窓を開放するとガレージにつながります。

窓の高さは設計打合せ中に奥様から御主人が毎日2~3個のバックを抱えて書斎から車へ、反対に車から玄関を通り書斎へ持ち運ぶのが大変そうなので、バックだけでも直接持ち運べたら便利ではないかと提案がありました。
そこでガレージ側にバックの一時置き場の棚を作りました。
出勤時は窓から棚に置き鍵を閉め玄関から出て棚の荷物を持って車に乗り込みます。
ガレージ側の棚を使い易い高さに設定したため、室内の腰窓は割と低い位置になりました。

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書斎ロフトからです。
右側建具の向こうは居間ロフトにつながっています。
居間ロフトの天井は小屋裏収納の規定の140㎝以下となっていますが、書斎ロフトの天井高さは120㎝から60㎝となり同じ場所にあるロフトとしては低くなっています。
それは、書斎ロフトの床の高さがキッチンレンジフードの給排気管を通すために一段高くなっているからです。
低めの空間が包まれた感じとなり仮眠をする場所にはちょうど良い場所になっています。
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寝室
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寝室は玄関から一番離れた奥にあります。
広さは6畳と1間幅の押入れと奥行き1.5尺のタンス置き場が有ります。
南に掃出し窓、西に腰窓の2方向の開口が有り、風通しの良い寝室になっています。

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南側から北方向です。
腰窓には木製面格子が取り付けられ、夏の夜に開放したままで就寝できます。
北側は出入り口が2つあります。
一つは通路を兼ねたクローゼットからの出入り、もう一つは室内物干しへ直接出入りがしたいとの希望から付けました。

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日常使用している通路への出入り口を開けると正面は脱衣入り口になります。
寝室から浴室や洗面、トイレへの動線は居間や食堂を通らずに行き来する事が出来ます。
左を開けると室内物干し室です。
室内物干しは通風のための開口部が西と北にあるので、寝室からの風が良く通ります。
室内物干し
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室内物干しは4畳の広さがあります。
仕上げは天井・壁が杉縁甲板の節有材、床はその他の部屋と同じ桧厚板です。
脱衣室からも近く、クローーゼットの隣なので、洗う・干す・取り込む・収納が短い動線で済みます。

正面の採風ドアは、運動や農作業の後にシャワーを浴びたい時に玄関・居間を通らずに脱衣に行きたいと、設計打合せ中に採用になりました。
西側の引違窓には木製面格子が取り付けられ、隣のオーニングサッシと共に通風を考慮しています。

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室内物干し奥側から出入り口方向です。
左奥、袖壁の乳白色の隣がクローゼットへとつながっています。
引き戸も袖壁と同じく乳白色の半透明のポリカーボ複層板で作られているので、室内物干しの明るさが部屋に囲まれたクローゼットへ届くようになっています。
正面は寝室へつながっています。
寝室から室内物干しでの布団干しに便利なように、また寝室の通風のために引き戸を付けました。

浴室
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浴室は1坪タイプのユニットバスです。
隣地からなるべく見えないように開口部の位置もガレージ側とし、お互い気にならないような配置です。
開口部は引違窓とし外には木製面格子を付けました。
入浴後換気のために開放していてもガレージ側のため気になりません。

ユニットバスを選ぶかハーフユニットで壁天井を板張にするか、現場作りの浴室にするかは建て主さんの考え方によって決めます。
日常の清掃のしやすさやメンテナンスのしやすさ、後々の取り換えと工事費を優先する場合はユニットバスを選択される方が多いです。
どのメーカーのどの様なユニットバスにするかは建て主さんの希望によります。
設計が始まると建て主さんには各メーカーのショールームを回ってもらい希望の仕様と普及の仕様で2種類選定してもらいます。
工事総予算が出るとユニットバスに回せる予算が出ますので、工事着工後再度ショールームで仕様選定と色を決めていただき発注となります。
この時に少し上のグレードにする場合もありますし、オプションを追加する場合もあります。







脱衣室
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脱衣への入り口は通路にあるクローゼットコーナーから入ります。
片引き建具はクローゼット裏の壁をふかし、その中に引き込まれるようになっています。
左は室内物干し室があり洗濯機から近くに干す場所があります。
左手前の縦棒は通路からクローゼットに掛けてある雲梯への上り下りに使用するための登り棒です。

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クローゼット内は天井壁とも杉板張です。
床は浴室出入り口前が竹マット敷きと桧板です。
正面に洗濯機置き場と下洗いと洗面・手洗いも兼ねたシンクが付いています。
洗面のタオルや用具は左にある棚に並べる事が出来ます。
棚は可動棚になりタオルや下着、パジャマ置き場になります。
右側は浴室入り口になります。
トイレ
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トイレは北側の水回りにありますが、居間から一番近い通路から直ぐの所にあります。
居間や食堂からも近く、寝室からも近くにあります。
寝室からは北通路を通りトイレや洗面に行く事が出来ますので、来客時でも顔を合わせなくて済みます。

トイレの隣が洗面になっているため、トイレ内には手洗いが有りません。
トイレ内で手を洗うか、外で洗うかは建て主さんの考え方によります。
公衆のトイレではトイレブースを出てから手を洗うのを考えれば、トイレ内に手洗いが無くても問題ありません。

洗面コーナーとトイレのスペースが1間半の中に納めます。トイレ入り口も出来れば引き戸にしたかったのである程度の長さが必要になります。
トイレを6尺、洗面コーナーを3尺にするのが柱割り付けも良く梁の通りも良いのですが、洗面コーナーが狭くなりすぎます。
洗面コーナーを1尺広げてトイレを5尺(約1.5m)としました。
これならばトイレも狭くなく引き戸にもなり、洗面コーナーも広くなりました。

洗面コーナー
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洗面化粧台は脱衣室ではなく通路の一角に設けました。
トイレもすぐ脇にあるので手洗いも兼ねています。
また、居間や厨房からも近く帰宅時や食事の支度の前に手を洗う場所としても活躍しそうです。

洗面コーナーは北側通路にあるため暗くなりがちです。
北側外壁に窓を設ける場合、化粧台前の鏡と場所の取り合いになります。
鏡も広く欲しいし明かりも取りたい場合鏡の上に窓を付ける場合もあります。
鏡の高さは建て主さんの身長により少しは上下できますが、窓を付けるとなると天井の高さも必要になります。
廊下の天井はロフト階高を押さえるために低めになっています。
廊下の天井をそのまま伸ばすと鏡の上に小さな窓しか付きません。
北側なので少しでも明るくしようと上のサイズの窓を入れられるように梁成を調整し、洗面コーナーの天井だけ高くすることにしました。

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洗面化粧台の鏡は建て主さんの希望で収納付の3面鏡を取り付けました。
正面の鏡も開くようになるため、水栓金具に当たらないように取り付けなければなりません。
水栓金具はキッチンで使用する先止め式のグースネックタイプを選定したので、通常の洗面化粧台に使用する水栓より高さが有ります。
水栓に当たらないように十分離して高い位置に取り付ければ使い勝手があまり良くなく、また天井を高くしても小さい窓しか付かなくなります。
断面や梁の大きさ及び掛け方の検討を重ねて、水栓器具の上の鏡、その上の窓とぎりぎりの寸法で取り付ける事が出来ました。
通路・クローゼット
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水回りを結ぶ通路です。
左側手前からキッチンと畳の間の間のメイン通路、次がキッチンへの通路、子供室への通路に続き最後が寝室への出入り口になります。
正面の建具を開けると室内物干しになります。
右側は手前からトイレ入り口、次が洗面コーナー、奥に行ってクロゼットコーナーがあり脱衣洗面入口になります。

天井にはご主人のトレーニング用として畳の間通路から室内物干し入口まで雲梯を設けてあります。
雲梯は90度のコーナーが有ったり、途中から高さが異なったりと変化にとんでいます。

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クローゼット側から見た通路です。正面は書斎に入り口になります。
クローゼットは吹抜けでロフトとつながっています。ここは4方が部屋に囲まれているためどうしても暗くなりがちです。
そこで、少しでも明るくしようと室内物干し入り口の建具を半透明にしたり、吹抜けを通してロフトの明かりを入れたりと日中暗くならないように考慮しました。
吹抜けをロフトとつなげた事により雲梯からロフトへ、反対にロフトから雲梯へと遊びの箇所が増えました。

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クローゼットは部屋として仕切らずに通路の一角に設けました。
洗面コーナーが通路にあるため、来客はここまで入る事はほとんどありません。
脱衣入り口の近くでもあり、寝室や子供室からも近く、また室内物干しが隣にあるので動線が短くなります。
オープンのクローゼットの場合、衣類は扉の中に収納したいという考えの方には向きませんが、日常着る服はいつも見える所にあり、かつ動線上にあると便利と言う生活をされている方には良い方法だと思います。
通路
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南にある居間食堂・子供室から北にある水回りの通路は3本あります。
1本はキッチンを通して、もう一本はキッチンカウンター前と畳の間の間、3本目は子供室からとなります。
3本は北の動線でつながっているので、くるくると回れるようになっています。

キッチン前と畳の間の間の通路が主動線になります。
帰宅後手洗いや着替え、日常はトイレへの動線など居間食堂から水回りの各部屋や寝室、書斎への通路として使われています。

キチンカウンター下と、IHコンロ・調理家電棚の裏には収納棚が設けられ、飾り棚に使われていたり居間で使用する頻度の高い小物や書類などが入ります。

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子供室(子供コーナー)から北動線への通路です。
奥の両側は収納棚になっています。

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北通路側から見たところです。
左側が食器棚と3尺の奥行きを半分にした収納棚、右側は寝室タンス置き場と半分にした収納棚です。
収納は布団を除き奥行きはそれほど必要ありません。
構造耐力上必要な壁でなければ、両側から半分ずつ使用すると奥行きが浅いので使い勝手が良くなり、かつ収納量は2倍近くになります。
ここの収納はお子さんが大きくなった時は子供室の収納になる予定です。
お子さんの本や趣味の物の収納や飾り棚、また衣類棚やハンガー掛けなどクローゼット代わりにもなります。


食器棚
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キッチンカウンターの背面に食器棚が有ります。
幅は1間半、奥行きは3尺の半分有ります。残りの半分は子供室から水回りへの通路に収納棚を設けました。
キッチンの作業をしている時は、3本の引き戸を1か所にまとめ2本分1間幅の開口になります。
上部が食器棚、中間に調理家電棚、下は調理器具と食品の収納棚になっています。
調理家電の内レンジと炊飯器はIHコンロの奥に設置場所を設けたので、食器棚の中間はコーヒーメーカーやその他の調理器具置き場になります。
3本引きの残りの1か所は常時閉まっていることが多くなるので、食品のストック場所になります。

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調理が終わり引き戸を閉めると扉に隠れて見えなくなります。
居間や食堂からはキッチンカウンターと冷蔵庫の正面が見えるだけになり、乱雑になりがちなキッチン周りがすっきり見えます。