建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
HP:http://www12.plala.or.jp/tam-kobo/

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玄関から居間へ
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玄関から居間食堂へ入ると正面窓から青々と広がる芝生の庭が見えます。
手前に奥行き1間の濡れ縁があり、室内と外との中間領域になっています。
居間奥に食堂があり、厨房はのれんの奥に独立型となっています。

室内の色は建て主さんの当初からの希望で、床の落ち着いた色と白っぽい壁や天井にアクセントとしてこげ茶系の木の色としました。
木部の着色は弁柄のふき取りとし木目表し仕上げです。
内外木部の塗装は建て主さんが休日を利用し行いました。
基礎工事中に外部軒天の杉板と室内壁に使用する杉板の塗装を行い、造作工事が始まると現場で木枠や見切りの塗装を行いました。
床はほとんどの工事が終わり、床養生撤去してから塗装となります。

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開口部にプリーツカーテンを下したところです。
レースのようなカーテンからは外部の様子が透けて見えます。
夜間は厚手の生地を下げ遮蔽します。
カーテンを開けると開口部枠の幕板の中に隠れ、カーテンの存在を消してくれるのですっきりとした開口部になります。

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居間テレビ台から食堂方向です。
ソファーでくつろぎながらや食卓の椅子からでも、また居間北側の和室からでもテレビが見え趣味のスポーツ観戦ができます。
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土間収納
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玄関わきに1坪の土間収納を設けました。
建て主さんの趣味が野球やゴルフなどのスポーツなので、それぞれの用具を収納する場所が必要です。
収納場所が決まっていなかったり、玄関から遠い位置にあるとだんだんと便利な玄関に置くようになっていきます。
そうすると玄関が狭くなりはじめ、片付かなくて乱雑になりがちになります。
乱雑にならないように収納場所が玄関近くにあれば使い勝手が良く収納も楽ですし、泥や砂のついた用具も気を使わなくて済みます。

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花粉症のため玄関でコートなど収納できる場所も希望されました。
玄関から続きの土間収納であれば、靴を脱ぐ前にコートを掛けておくこともできます。
玄関2
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居間から玄関への引き戸を開けたところです。
正面は玄関片引き戸と引込部分のガラスFIXがあります。
乳白色のあわせペアガラスから入る光が玄関内を明るくしています。
右側に下足入れと土間部分に飾り棚兼ベンチ、下足入れには縦手摺を取付、靴の脱ぎ履き時に不安定になりがちな体を支えてくれます。
縦手摺は、さも手摺をつけましたというデザインにならないように心がけています。
左側には1坪の土間収納入口になります。

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土間収納から玄関方向です。
左が入り口、正面に飾り棚兼ベンチと下足入れ、右の板の間を進むと居間入り口になります。

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飾り棚兼ベンチは玄関を入ってすぐ目に留まる場所になります。
季節の行事の飾り物や小物、季節の花があるだけで訪れた方の心を和ませてくれます。
玄関
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玄関は幅1間奥行き1間半で3畳の広さです。
タイル張りの土間と板の間が半々になっています。
玄関を入ると直ぐ右手に2畳の広さの土間収納入り口があり、運動用具や外遊びのおもちゃなど収納しています。

正面格子戸は脇に二列分だけ透明ガラスを入れました。
脇二列にしたのは玄関からは室内の様子が分からなく、室内からは玄関の様子が少しわかるようにしたためです。

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玄関格子戸を開けると居間空間になります。
玄関から入ると正面がテレビ台になり、テレビの横が丸見えになるため、木製面格子を入れ視線をずらすようにしました。

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玄関左側は下足入れと飾り棚兼ベンチになります。
下足とベンチの間には縦手摺を設け、靴の脱ぎ履きに手を添えられるようにしました。
ベンチから立ち上がる時にも手摺があると便利です。

ベンチ板はご主人実家倉庫に保管してあった堅木の厚板を使用しました。
虫食い部分や腐れ部がありましたが、大工さんと相談して使用できる部分を玄関の飾り棚にできたことは「思い」をつなげることになったと思います。

ポーチ2
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ポーチを入るとスロープで玄関前まで上ります。
玄関入口は途中に置いてある観葉植物前にあり、近づくと玄関引き戸前になります。
奥にあるドアは勝手口の入口になります。
当初は勝手口ドアで検討していたのですが、ポーチスロープ正面に勝手口ドアがありますという事を避けたかったので、通常に使用する玄関ドアを用いました。
立派な勝手口のため玄関と間違うかもしれないのて、途中に観葉植物を置いて頂き視線が途中に集まるようにしました。

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勝手口からポーチ入口方向です。
途中にある引き戸が玄関になります。
ポーチは腰壁をコンクリート打ち放しの壁で立ち上げ、その上を木製面格子としました。
北にあるコンクリート工場の砂ほこり除けと道路からの視線除けを兼ねてコンクリートを立ち上げました。
上の面格子はポーチ側からは外部が良く見えますが、外からは見えにくく玄関を開けても室内の様子はわかりません。

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ポーチ入口正面も木製格子としました。
格子の向こうはご主人実家の玄関方向になるため、はっきり見えないように柔らかな仕切りとしてあります。
なんとなく気配が分かる仕切り方はお互いに気を使わなくて済むとともに、いつでも行き来が出来る関係を表しています。


ポーチ
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ポーチ入り口です。
正面壁にダウンライトの光が当たり入口を明るく照らしています。
ダウンライトは人感センサーで近づくと点灯します。
ポーチは玄関まで長いため、センサー付き照明と連動で2灯が点灯するようになっています。

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ポーチを入ると隅に置かれたウエルカムボードに目が留まります。
小物をさりげなく置くことで、訪れた方の心を和まします。
アプローチ
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アプローチを進むとポーチ入り口手前に建て主さんの心づかいが暖かく迎えてくれます。
自転車のオブジェはご主人の実家から譲っていただいたそうです。
オブジェと手入れをされている花がポーチのコンクリート壁をバックにセンス良く置かれています。
家に入る前から楽しんで生活している様子がうかがえます。

自転車オブジェ上の四角は郵便ポストです。
コンクリート型枠組立時にポストの大きさ+コーキング幅の開口を開けてコンクリート打設を行いました。
ポストを取り付けたのは竣工間際に左官工事で固定、その後周りにコーキング工事を行いました。
ポストの選定は設計時に購入予定の機種を決め、施工方法や使い勝手の検討を行い外部から見てバランスの良い位置に検討しました。

ポスト上の丸は建て主さんが地元の作家さんにお願いしたオリジナルの表札です。
四角いポストに自転車オブジェの車輪と合わせたように、さりげなくセンス良く取り付けられています。

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駐車所とポーチコンクリート壁の間は花壇用のポットが埋め込み出来るようにしてありました。
埋め込まれていると地面にそのまま花が咲いているようで奇麗ですし水やりや花の手入れも楽そうです。
また、花の時期が終わったら次の花の入れ替えも楽そうです。

外観3
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竣工時、南側夕景です。
カーテンを閉めた場合でも、うっすらと漏れる明かりが室内の温もりを感じさせてくれそうです。
居間前のデッキには外部スポットライトを設けました。
あたりが暗くなってからでも居間や食堂の明かりとデッキのスポットライでバーべキュウなどできます。

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南西側からです。
南西方向は隣家の庭と家庭菜園があり、隣家との距離はある程度離れているため視線が気になるという事もありません。
2階のベランダ方向外壁は西日除けと雨じまいを考えベランダ先端まで袖壁を付けました。
袖壁下の1階は西日除けと目隠しの他に風通しを考え木製格子としました。
西側の濡れ縁は休日には洗濯物干し場として活躍しますので、東から南に掛けての風が通りやすいようにしました。

外観2
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竣工時の北東方向からです。
北東角にはポーチから出入りする食品庫兼勝手口があります。
ここは外張り断熱で囲った後に、室内との仕切り壁にも断熱材を入れ外部と室内の中間領域のようにしました。
冬季の室内は高気密高断熱の家づくりによって、床下暖房により家全体が温度差なく温まります。
そうすると、土物の野菜や果物が傷みやすくなるため室内ほど暖かくなく、氷点下まで下がる外部ほど寒くない場所が必要になります。
厨房の隣に勝手口を兼ねて暖房区分の外に食品庫を設けると便利です。

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南東側からです。
竣工後、隣地擁壁や駐車場工事、造園工事が終わり新緑と共に庭の芝が奇麗な色になってきました。
1階食堂と居間南側の掃出し窓を出ると長さ3.75間、奥行き1間の濡れ縁があります。
屋根はさらに1メートル出ているので、風が強くなければ雨の日でも濡れません。
この場所は居間や食堂の延長として食事やお茶をしたり、お子さんの遊ぶ場所としても活躍しそうです。
外観
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アプローチ側外観
竣工当時の夕景です。
ポーチの照明が木製格子を通し、柔らかな光となって優しく迎えてくれます。
右手前がご主人実家の庭になります。
実家玄関への動線は庭の一部を通路にし、道路へ一旦出なくても行き来が出来るようになりました。
ポーチ入り口と実家玄関が最短距離で結ばれ、程よく近い関係になっています。

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北側からです。
駐車場工事やアプローチ工事が終わりました。
駐車場区画はドアを十分に開放できる広さで、ゆったりと3台分の区画です。

正面ポーチの腰壁はコンクリート打ち放し仕上げとしました。
打ち放しの壁は道路北にあるコンクリート工場からの砂ほこり除けに役立っています。
上部は木製格子があり、日中はポーチ奥の開口部が見えないようになります。

ポーチ入り口は右側にありスロープを上がると玄関になります。
左側入口は勝手口入口につながり階段で上がります。

低めに設定したポーチ軒先の線が真直ぐに伸び、アプローチを近づくと軒のラインが2階の存在を隠し、訪れた人を優しく迎えてくれます。