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建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
HP:http://www12.plala.or.jp/tam-kobo/

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ポーチ2
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ポーチ入り口の袖にセンサーライト、表札、インターホン、郵便受けを付けました。
インターホンや郵便受けは建て主さんの考え方によって付ける場所が異なってきます。
インターホンの場合は、玄関先まで来客を入れるかどうかで決まってきます。
郵便受けの設置場所は新聞や郵便物を室内でとるか、外に出るかによっても変わりますし、外の場合は玄関近くか道路に近い位置によっても変わります。
「大きな輪の家」の場合は、ガレージから玄関への動線の途中にあるポーチ入り口の袖に設置しました。

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上から表札、インターホン、郵便です。
表札は建て主さんが沖縄の陶芸作家に依頼したタイル状の焼き物です。
インターホン(TVホン)の配線は、柱間にポスト取付位置まで板壁を作りその中を配線しました。
郵便受けは設計時に外部用ポストの横幅寸法に合わせて柱位置を決めアキ寸法を決めておきます。
ポストを設置する時は木工事最後の頃になるため、ピッタリ入るかどうか心配しましたが柱の反りもなくピッタリ納まりました。

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ポーチ側からです。
前入れ後ろ出しの壁掛け独立型兼用のポストが柱間にちょうど良く入り、埋め込み型のようになっています。
新聞や郵便物はポーチ側から取り出せるので、ガレージから玄関までのの間に取り出しが出来ます。
また、ポーチ屋根下なので雨の日でも濡れる心配はありません。

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ポーチ
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ガレージと玄関をつなぐポーチは幅1間、長さ5.5間(約10m)を緩い勾配で玄関へ向かいます。
西隣地側は柱だけで開放、東の中庭側は外壁と同じ塗り壁と木製格子になっています。
天井の高さはスロープを上るので、ポーチ入り口で2.5m玄関ドアに近づくと2m強の高さになります。
玄関前に来ると手を伸ばせば天井に届く高さですが、視線が格子外の庭や床に集まるので気にならず、かえって落ち着いた気分になります。

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玄関からポーチ入り口とガレージ方向です。
正面の植栽を楽しみながらガレージに向かいます。

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ポーチ中庭側は下半分を木製格子としています。
格子の隙間からは正面方向は良く見えますが、斜めに見る位置ではあまり見えなく住宅部の窓はほとんど見えません。

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格子の隙間から見える中庭風景です。
ポーチを歩きなが格子の隙間かららちらちらと見える足元の植栽が、玄関までの距離を楽しませてくれます。
床はコンクリート刷毛引きと弧を描くように洗い出しの仕上げとしました。

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洗い出し仕上げは大磯豆砂利と琉球ガラスを混ぜたものを使いました。
琉球ガラスは建て主さんより、どこかで使用できないかと相談があり、ポーチ床に洗い出し仕上げとすることを提案しました。
事前に小片ガラスのサンプルを預かり、左官屋さんに相談し豆砂利と混ぜて洗い出し仕上げとするサンプルを作ってもらいました。
工事中に建て主さんに琉球色ガラスの小片を購入していただき洗い出し仕上げとしました。
豆砂利の中に琉球ガラスが映え奇麗な仕上がりになりました。

ぐんまの家コンクール表彰式
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「2017ぐんまの家」設計・建設コンクール表彰式へ行ってきました。
今年は群馬県庁近くの群馬会館大ホールで行われました。

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建て主さんご家族がステージに上がり「優秀賞・ファミリー住宅賞」の賞状と記念品の盾をいただきました。
普段は元気なお子さんがちょっと緊張して盾を受け取った所など可愛かったです。

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県庁32階展望ホールにて~10/31まで入賞作品のパネル展示を行っております。

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審査員長総評の中で「大きな輪の家」はほのぼのとした家族の将来が見えてくるようなあたたかい家、家族に対していつでも帰りたい家がある安らぎを感じさせる家という言葉を受けました。


外物置
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ガレージの隣に4畳の広さの外物入れを設けました。
ガレージは道路に面して大きく開口部を開けますが、同じ方向に壁がないと耐力的に弱くなります。
耐力壁を設けた場所を収納とすると、ガーデニング道具や外遊びの道具、車のタイヤなどの収納に役立ちます。
ガレージ隣、ポーチとの間にあるため車からの出し入れや日常の使い勝手が良い場所になっています。

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外物置入口は木製の片引き戸です。
ポーチからも見えるので外観に合わせて木製建具屋さんで製作しました。

外物置内は合板の表しです。
後で棚を付けたり、物を掛けるために釘やビスが自由に打てます。
アプローチ
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アプローチはガレージ脇から入ります。
建て主さんの生活は車で移動が多いため、ガレージから直接ポーチを通り玄関へ行くのでこちらの動線はあまり使いません。
モミジの下を小道を通りポーチへ向かう景色は里山の風景です。
アプローチは外部に開かれている庭になるので、近隣の方や散歩する方に季節感を味わっていただけたらと思います。

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ポーチからアプローチ方向です。
ポーチの柱や壁に切り取られた景色は日陰部分から南の明るい植栽を見るため、青空の中に逆光に透けた葉が輝いて見えます。
玄関からガレージに向かう時は正面にこの景色が見え、季節感を味わう場所になっています。



ガレージ
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ガレージは南北に長い敷地のため、住宅棟から切り離し南道路に近い位置に建てました。
住宅棟に接して設ける場合、道路からガレージまで離れその間が車のための通路になってしまします。
また、ガレージを設けることにより、南に面した日当たりの良い場所の半分近くをがガレージが占める事にもなります。
別棟にして庭を挟むことにより、住宅棟に日が当たると共にガレージが道路からの視線を遮ってくれます。

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ガレージ北側の壁を設けないで中庭が見えるようにしました。
車が無いときは道路からガレージ開口越しに植栽が見えます。
開口部の壁が額縁のようになり、中庭の風景を切り取り一枚の絵のようになっています。
中庭から住宅棟も見えることにより防犯上も有利になっています。
ガレージに車が入っているときは、車の影になり住宅の開口部はほとんど見えなくなります。

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ガレージからポーチ方向です。

建て方
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昨日から建て方が始まり今日は小屋梁と小屋組みになりました。
これから屋根下地組と垂木取り付けにはいります。

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片流れ屋根の棟が上がりました。
上棟の瞬間です。

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建て方前に雨が続いたので1階床は大引き入れまで行い、断熱材入れと床合板張りは屋根工事の後に行います。

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2階床合板は建て方時に張りました。
作業床になるため2階から上の作業が安全になると共に足場が良いので作業も早く進みます。

これからの工事は屋根下地と屋根外張り断熱工事になります。

外観3
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敷地南道路を西側から見た所です。
西隣地は工事途中まで木造平屋の貸家が4棟並んでいましたが、工事中に解体が始まり竣工前には完成しました。
平屋が2階建てアパートが2棟となりましたが、既存と同じ東側に建替えられたので、東側からの採光や風通しは以前と同じような環境です。

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南東側からです。
敷地東の隣地はアパート通路と駐車場になります。
植栽と外構工事で作られた木板塀が視線を遮っています。

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ガレージの東側は来客用の駐車スペースです。
その奥に生け垣があり緩やかな仕切りとなっています。
来客用駐車スペースは、将来庭工事のやり替え時には作業用の通路にもなります。

外観2
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ポーチを西側から見た所です。
夜間はセンサー付きの天井照明が壁を照らすように配置しました。
照明器具は壁にダウンライトの光が当たるように中心をずらし、壁の反射を加えて全体が明るくなるようにしました。
帰宅時にはほんのり照らされたポーチを玄関まで進む時に、床の明るさと共に壁が明るいとほっとした気持ちになります。

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ガレージから玄関へつなぐ長いポーチです。
上半分が塗り壁、下半分が木製の面格子です。

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近づくと格子の隙間から中庭の草木が透けて見えます。
正面から見ると草木の形はなんとなくわかりますが、斜め方向からは格子の隙間が細くなり見えにくくなります。
中庭は透けて見えますが、住宅部分はあまり見えません。

外観1
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敷地南道路を西側からアプローチする時に遠方から見える外観です。
西側は未だ空地のため遠くからでも良く見えます。
都市計画の用途地域は準工業地域ですが、住宅が建ち並び閑静な環境です。

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竣工時の隣地は雑草が生い茂っていた空き地でしたが、造成され砕石が転圧されています。
西隣地に建物が建ってもガレージと住宅部をつなぐポーチが目隠しとなり、庭や室内の様子はわかりません。
敷地境界に塀やフェンスを設けずに、ガレージ外壁とポーチの中庭側の壁、そして住宅の外壁が内と外を分ける境界になっています。
隣地境界との間は外に開いた中間領域として開放すると、風の通りや日当たりが良くなります。

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近づいてみると電柱とガレージの間がにアプローチになります。
訪れる方はここを通りポーチを進むと玄関になります。

南道路の場合、玄関までのアプローチを進むときにどうしても住宅部の南開口部に目が行きます。
南の日当たりが良いところは居間になることが多く、開口部も掃出しの大きな窓になります。
来客の視線は大きな開口部に集まりやすく室内を覗かれるような感じがして、どうしてもカーテンを閉めた生活になります。
アプローチからの視線を緩やかでも遮る工夫が出来ると、カーテンを開けた開放的な生活が出来ます。