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建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
HP:http://www12.plala.or.jp/tam-kobo/

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平面計画決定・片流れ案
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平面計画が決まり外観の検討に切妻案と片流れ案を作成しました。
東道路南アプローチから見える外観です。
南下がりの屋根が大きくなり切妻案より、より平屋に感じます。

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南西側からです。
大屋根が南下がりのため雨水の処理として、軒樋や竪樋それに排水桝や排水管が一方向だけで済みます。
また、東と西の下屋雨水も南に集めると南側の雨水排水経路だけになります。

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北西側からです。
片流れ屋根の場合棟側の壁面が大きくなりがちです。
特に2階開口部上の壁面をどうするか検討が必要になります。

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北東側からです。
北東面は道路からよく見える外観になります。
道路から一段上がっている敷地のため、大きな壁面は圧迫感がありそうです。

また、分筆された北の畑の影を落とすのが切妻案より長くなり気になります。
平面計画決定後は断面・構造の検討と共に外観や詳細の検討を行い基本設計完了へ進みます。
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平面計画決定・切妻案
平面計画がほぼ決まると断面の詳細検討に入ります。
1・2階の階高や各室の天井の高さ、梁の掛け方や梁成、天井高さと換気ダクトの関係など各箇所の断面検討を行います。
また、屋根勾配と下屋屋根高さの検討や開口部高さの検討を行いながら外観の検討をします。

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切妻屋根の外観検討です。
南東の道路から正面に見える外観です。
2階屋根が南に下がり平屋にも見えます。

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南西側からです。
下屋屋根が南へ伸び外物干し場の屋根になります。

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北西側からです。
北方向から見ると2階建てと分かります。

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北東側からです。
東道路の北方向から見ると東側から徐々に見えてきます。
北面は東面と南面と同じうように道路から良く見える外観になります。
2階建ての大きな壁面が単調にならないように開口部周を検討しています。
計画案D
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計画案Dも平屋案です。
東側中央にポーチ南に玄関北に外物置を配置し、主屋根から一段下げて屋根を東勾配に掛けました。
主屋根は南下がりの片流れ大屋根です。

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東道路の南側からは、車から正面に見える外観になります。
大屋根に東に下がる下屋がアクセントになります。

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南西側からです。
平屋案は2階案に比べ階段や2階通路分の面積が無くなるので床面積は少なくて済みますが、1階の床面積が増えるので基礎と屋根が増えます。
また、敷地に対して建物の占める割合が増えるため、庭の面積が少なくなります。

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東道路北側からです。

2階案を2案、平屋案を2案提出し建て主さんに検討してもらいます。
その後、各計画案に対しての建て主さんの希望要望をお聞きし平面計画を進めていきます。
外部:ラス網張り、腰板金 室内:防火間仕切壁
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外壁、左官工事ラス網張りが進んでいます。
ポーチ側は下屋の屋根葺き完了後にラス網張りを行い、軽量モルタル下塗りに入ります。

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腰壁、ガルバ鋼板張りが終わりました。

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下屋の屋根は屋根工事によるルーフィング葺きが終わり、今年中にガルバ鋼板葺きを終える予定です。

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木工事は外部が終わり室内に入りました。
天井裏の防火間仕切り下地、ボード2重張り工事が始まりました。
計画案C
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計画案Cは平屋案です。
居間厨房と寝室を南側に、居間の北側に一体でも使えるように子供室を配置し、寝室の北側に水回りの各室をまとめました。

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南東側からです。
平屋の大きな屋根が印象的な案です。
東側に玄関と外物置を配置し、単純になりがちの外観にアクセントを付けます。

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南西側からです。
西側は南に寝室、寝室の近くにトイレと脱衣を配置しました。
脱衣に置く洗濯機からは寝室を通り南の濡れ縁に設ける洗濯物干場へ真直ぐ行ける動線を確保しました。

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北東側からです。
平屋で屋根勾配が緩い場合、片流れ屋根にしても北側の壁面はそう高くなりません。
ただし、2階案に比べると1階が広くなるため道路との距離が短くなります。


計画案B
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計画案Bも2階に子供室を配置した2階建てです。
この案は2階の子供室を北側に東西方向に細く長くし、玄関とポーチ部分のみ下屋としました。

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南東側からです。
道路から距離を取り駐車スペースから玄関までのアプローチの距離を取りました。

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南方向からです。
1階から2階に伸びる大きな屋根が特徴的な案です。
南面する居間や厨房、寝室が明るい室内になりそうです。

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北側の1階は水回りの各室と階段を配置しました。
東に張り出しているのはポーチと外物置兼自転車置き場になる予定です。
東側を開けるのは、道路からの距離を取ると共に東から西にかけて上っている敷地の西側に建物を寄せることにより、道路との段差を斜面で整備することが出来るからです。
また、東を開けることにより道路との建物間に植栽が出来、地域の景観が良くなります。

計画案A
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計画案Aは2階に子供室を配置した2階建てです。
建て主さんの希望要望の中に、老後は1階で全て生活が出来るようにしたいとありましたので、寝室は1階に配置することにしました。
そうすると2階には子供室だけになり、1階床面積の1/3~1/4の面積になります。
1階に対して小さな面積の子供室をどの位置に載せるかで外観が大きく異なります。
計画では壁の多い北側の水回りや収納がある部分に2階の子供室としました。

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東道路の南方向からです。
南から計画地に近づくと正面に計画建物が見えます。
車からの視線を遮りつつ開放的な暮らしが出来るような居間の配置としました。
玄関と外収納部分を下屋にして道路からの距離を取り、周辺の景観の一部である外観が圧迫感の無いようにしました。

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南西側からです。
西側には浴室と脱衣を下屋とし、脱衣の南には洗濯物干場を計画しました。

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東道路北側からです。
遠くからは北にあるプレハブ倉庫の影で全景は見えませんが、近づくと2階建ての大きな壁面が見えてきます。
北側の壁面が単調にならないような工夫が必要になりそうです。
敷地周辺模型
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計画案検討と並行して敷地周辺模型を作成します。
敷地の形状と道路や周囲の建物の関係が、敷地調査をした時と違う視点から見えてくるものがあります。
畑の一部を分筆し宅地にした部分と残りの部分との関係、計画を進めるにあたり敷地の基準となる線と方位の関係、計画建物と周辺の関係など検討を進めながら計画を行います。

また、敷地の高低差や道路と敷地の段差などは敷地調査の時に測定し、敷地内の土の搬出や外部からの搬入がなるべくないような高さを想定し、周囲からの雨水の侵入や基礎の高さなども考慮し基準地盤高さを決めます。
駐車スペースの位置は、道路や建物の位置関係と道路との高さや玄関までの高さなど、玄関までスロープですむか階段になるのかも検討します。

建て主さんの希望要望と敷地と道路や周辺環境より計画案が進みます。



敷地から4
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北東側です。
こちら方向も隣家がありますが、距離があるのでほとんど気になりません。

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東側です。
敷地が西側に触れているので、東といっても南に振れた東になります。
周辺の住宅も南西側を向いている家と南東側を向いている家があり、敷地の形状や周辺状況によって様々です。
東下がりの地域のため、東方向は遠方まで良く見える場所です。
ただし、道路を挟んだ敷地は将来住宅を建てやすい敷地のため、建設後は少し気になりそうです。

広い敷地の場合、建物向きをどの様に計画するかは迷うところです。
東~南側の開放感を優先するか、南~南西に向けて竹林の景観を生かすかどうか、日当たりや視線の関係、敷地の有効的な利用など検討するべき点は多くあります。
敷地から3
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冬至日より2か月後の午後3時頃です。
この頃になると、気になっていた竹林の影も短くなり敷地面にも日が差しています。
太陽高度は冬至の日が一番低いので、2月末と10月末が同じ日差しになります。
2月と10月では気温はだいぶ違いますが日差しの量は同じです。

冬至前後は午後になると多少は竹林の影が伸びますが、その他は日当たりの良い敷地です。
また、竹林手前に畑地がありますが、ここに住宅が計画されるのは竹林や杉林が無くならない限り一日中日が当たらないため無いと思われます。
という事は、計画地の南側は視線を気にすることなく開放的な生活が出来そうです。

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北西方向です。
畑の一角を分筆し住宅地にするため、畑を挟んで隣家になります。
距離もあるので視線や音など気にならないと思われます。

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北方向です。
こちらも畑を挟んでプレハブが建っています。
こちらの景色も2階から見れば遠方の山並みまで見え開放的な場所です。
ただし、冬季は西から北にかけての風が強く、畑の土ほこりも気になりそうです。