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建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
HP:http://www12.plala.or.jp/tam-kobo/

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計画案提出 B案
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計画案Bです。
駐車場計画はA案と同じ南西に配置しました。

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部屋の配置はA案に似ていますが、厨房・食堂・居間が全て南に面している事や子供室が居間空間と一体に使用出来る事などが特徴的な案です。

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外観は棟を一直線に通した切妻屋根で、軒先の長さが特徴的な案です。

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どの案でも母親スペースは希望により日当たりの良い南東の角に配置しました。
今までの生活でも木々の緑や草花を大切にしていたので、新しい住まいでも木々の緑と草花が近く感じられるようにとの希望から2方向を庭に面した場所としました。

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計画案提出 A案
敷地や周辺の環境と建て主さんの希望要望から計画案の検討に入ります。
敷地の利用については建て主さんより、将来西側に数台分の駐車場が取れるように空けておいて欲しいと希望がありました。
将来駐車場を西に配置する事により建物位置は東寄りになります。
その結果、気にされていた道路南のアパートから外れ視線を気にすることは少なくなりました。

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計画案Aです。
家族の駐車場は南道路に面したところに計画しました。
駐車場から南の玄関までは道路寄りをスロープで上ります。

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玄関を入ると東に母親寝室関係、母親スペースから近い位置に共有の脱衣・浴室を配置、西に居間食堂厨房、さらに奥に子供室と寝室を配置しました。

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侵入道路側から

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東の母親スペースは切妻屋根、共有スペースから子世帯にかけては片流れ屋根とし、北側には勾配屋根空間を利用した小屋裏収納を計画しました。

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どの案も来客用寝室として居間の一角を仕切って客間に出来るような計画です。
周辺環境より
敷地は南と東に道路があり、周囲に高い建物が無いため日当たりの良い場所です。

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敷地の西寄り南道路を挟んで新築の二階建てアパートが建っています。
共用廊下が北側、つまり計画地側にあるので各住居から出入り時の視線が気になりそうです。

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南東側には3階建てのアパートが建っていますが、駐車場が敷地側にあるため距離がありそれほど気にはならないと思われます。

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敷地の東と西側は貸し駐車場になっていて、しばらくの間は日当たりもよく視線も気にせずに済みます。

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北側は二軒の住宅が建っていますが、一軒は空き家になりもう一軒も空き家になる可能性が高くなっています。
将来は敷地環境の良い場所なので、建て替えやアパートの計画なども考えておいた方が良さそうです。

敷地と周辺環境
敷地は市街地に近い閑静な住宅街にあります。
幹線道路からも距離があり、騒音等の心配もありません。
また、侵入道路は昔からの道と思われ細く曲がりがあり、通り抜け道路に利用されることもなく交通量も少なめです。

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敷地は東西に長く既存住宅が2棟建っています。
西側の棟は当初平屋だった建物に隣に二階建てを新築し後に接続した住宅です。
東側の棟は、多分二階建ての隣家だったのを購入して使用した住宅です。


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今回の計画は二棟の建物を解体し平屋の二世帯住宅に建て替える工事となりました。

計画に当たり、東側住宅を残し仮住まいとし西側敷地に計画し工事後に仮住まいとしていた東側建物解体する案も出ました。
しかし、二世帯のためどちらかの世帯はアパートを探さねばならない事や、解体工事が二回にわたり費用が割り増しになる事などから全て解体し更地にして計画をすることになりました。

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また、既存建物と同じ年月を経た庭木があり、大きくなって毎年の手入れが大変なため、庭木もほとんど残さず撤去する事になりました。

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敷地西側は貸し駐車場になっています。
「コブシの家」設計から竣工まで
今日から一昨年秋に竣工した「コブシの家」の設計から竣工までを建て主さんの希望要望と敷地環境からどのように計画し出来上がったのかをお話ししていきます。

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完成予想模型

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竣工後外観

計画に入る前に建て主さんにアンケートとして新しい家への希望要望をまとめていただきました。
希望要望と敷地や周辺の環境から計画案の作成に入ります。
原価でつくる家5
8、当事務所が行う分離発注は、建て主さん自ら工事に参加することもできます。
参加の程度は建て主さんの都合でほんの少しからの方から十二分に参加される方までいらっしゃいます。

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三世代で一緒に木部塗装 
塗装工事の最初は現場取付前に先塗りします。平らな面に塗るのでお子さんもお手伝い出来ます。

木部に自然塗料を塗ったり、壁に珪藻土を塗ったり、中には大工工事まで行なう依頼主も。オープンシステムの家づくりでは、工事に参加することもできます。

自ら楽しみ、建築費用を浮かし、メンテナンスにも役立つ一石三鳥。
自分の手でつくり上げた、という経験は、家への思い入れが深まり、愛着がわき、手入れの行き届いた建物として長く使用されやすい効果があります。

工事に参加された方は、普段からDIYを行っているとか少し経験がある方なのではないかと思われがちですが、ほとんどの建て主さんが初めての経験です。
初めは皆さん、ハードルが高そうと思ったそうですが、工事終盤になるとセミプロの腕前になります。

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御夫婦で珪藻土塗り
左官屋さんに指導していただき塗り始まました。終盤にはコテさばきも慣れ、もう少し塗りたいと思う頃に終わってしまいます。

石埋め
テラス土間にお子さんとの思い出作りの色ガラス埋込
色ガラスを探すことも楽しみの一つ

写真
家づくりの記念に塗り壁に手形 お子さんの思い出の一つとして 

3/20(祝)、21(土)に家づくりセミナー「原価でつくる家づくり」を開催します。
両日とも10:00~ 14:00~になります。
各回とも1家族のみの個別セミナーになります。
分離発注に興味を持たれた方はご連絡ください。
原価でつくる家づくり4
分離発注の特徴の7番目として、家づくり全体を体験できる・楽しむことができます。

依頼主には積極的に家づくり全体に参加することができます。
インテリアやエクステリア、壁の色や建材の風合いなど、思いのたけを家づくりにぶつけてみてください。

インテリアやエクステリア、壁の色や建材の風合いなど、思いのたけを家づくりにぶつけてみてください。
玄関、脱衣、キッチン周りの収納など、建て主さんのアイデアがたくさん実現しています。

参加したいけれどイメージがなかなか湧かなくて、という場合は建築家におまかせの選択も可能です。
依頼主に合わせて家づくりを進めていきます。

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コブシの家 LDKの日常は広いワンルーム

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年数回の来客時の客間として居間を使用。
居間両側の壁から建具を引出て仕切ります。

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テレビ台兼ベンチと収納

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収納は全て引出式

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家族で料理や片付けを行えるようなオープンキッチン。
架台は大工さん作り、天板はデュポンコーリアン、収納建具は木製建具工事、水栓やレンジフードは設備業者さんが取付のオーダーキッチン

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玄関を入ると正面に坪庭、

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洗濯物を外に干したいとの希望から、
脱衣室前に物干しデッキ、物干し用のステンパイプ
デッキ内は角度を変えた木製格子により目隠し
原価でつくる家づくり3
分離発注の特徴として、
1、建築家といっしょに建てる 2、充実した打合せ は前々回です。
3、使うべき部分に予算が使える  4、ムダが削れる、価格が見える は前回です。

今回は
5、住む人の立場での設計監理 6、建築家が専門家として建て主をサポートし家づくり について詳しく説明いたします。

7、家づくり全体を体験できる・楽しむことができる 8、自ら工事に参加することもできます。 次回になります。

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抽斗(ひきだし)の家 完成予想模型

5、住む人の立場での設計監理
いくつもの眼が、品質を支える
長い時間を過ごす場所だけに、住宅の品質は見逃せません。
設計で品質が確保されていても、設計図面どおりに工事が行われなければ品質を満たすことはできません。

そこで重要なのが工事の検査です。
分離発注の工事では、建築家が行う検査として木造住宅で38工程167項目を設定し、依頼主へ書面で報告します。
価格だけでなく、あらゆる面でずいぶん風通しが良くなるのが分離発注の良いところです。

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大きな輪の家 完成予想模型

6、建築家が専門家として建て主をサポートし家づくり
建て主さんはすべての工程にいつでも参加することができます。
品質重視か、コストダウンか、こだわりの実現か...。
依頼主の方針に沿って家づくりを進めます。

設計を終え、業種ごとの見積りもすべて依頼主に報告するため、専門業者の選定にも参加することができます。
建材の性能やコスト分析など、難しいことはすべて建築家がブレーンとなって補佐します。

工事が始まると、建築家の工事監理に立ち会うこともできます。
依頼主は、家づくりのすべての工程にいつでも参加することができます。
家が完成した後、これらの経験はメンテナンスのときに生かされます。

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趣の家 完成予想模型

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高床の家 完成予想模型

3/20(祝)、21(土)に家づくりセミナー「原価でつくる家づくり」を開催します。
両日とも10:00~ 14:00~になります。
各回とも1家族のみの個別セミナーになります。
分離発注に興味を持たれた方はご連絡ください。
原価でつくる家づくり2
分離発注の特徴として、
1、建築家といっしょに建てる 2、充実した打合せ 1と2は前回です。

3、使うべき部分に予算が使える
価格が明確になるため、どこにどれだけのお金を使うか、予算の配分がとてもすっきりします。
また、ムダに高い素材を使うこともなく、下地材と仕上材を兼用したり、依頼主が自ら施工に参加したり、いろんな工夫でコストを下げることも可能です。
依頼主が思い入れのある場所や、ここにはこだわりたい、といった部分にドンと予算を充てることが出来ます。
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金山の家 薪ストーブ

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高床の家 薪ストーブ

4、ムダが削れる、価格が見える
消費者が農家から野菜を直に買うのと同じように、依頼主が大工や設備などの専門業者と直に契約を結ぶのがこのシステムの最大の特徴です。
基礎をつくる職人も、壁を塗る職人も、電気の配線をする職人も、すべての職人の顔が見えるから安心です。
従来のハウスメーカーや工務店の元で、見えないところで使われていた間接経費がすべてゼロに。
その浮いた費用で家具を購入や、建物性能のグレードアップに使うことも可能です。
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Lがつなぐ家 デッキ

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片流れの家 デッキ
原価でつくる家づくり1
3/20(祝)、21(土)に家づくりセミナー「原価でつくる家づくり」を開催します。
両日とも10:00~ 14:00~になります。
各回とも1家族のみの個別セミナーになります。

納得のいく仕様の建物が予算内で造られた実例を交えながら紹介いたします。

「建て主のメリットを最大化する」工事の発注方法、分離発注という方法があります。
分離発注について少し説明いたします。

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分離発注の特徴として、
1、建築家といっしょに建てる
選んでいくのではなく、自分たちに最適な住宅をつくる 
分離発注(オープンシステム)での家づくりは、依頼主と建築家の二人三脚でスタートします。
住まいに対して抱いている夢や思い、ご家族の条件や予算も踏まえて家づくりを進めます。
多様な情報があふれる中、デザイン、性能、コスト分析、工事の検査なども含め、建築家が依頼主のブレーンとして家づくりを進めていきます。

佐藤模型50_R
完成予想模型

2、充実した打合せ
打合せや確認作業も大切なプロセス
分離発注(オープンシステム)では、建築家との打ち合わせ回数と時間が増えることをご理解ください。
依頼主は要望を伝え、計画案や模型での検討に加わり、設計の大詰め段階では設計内容の詳細な説明を受けます。
一般の住宅建築に比べて工期が長くなるのも分離発注の家づくりの特徴です。
建築家が工事を検査し、不具合があれば手直しを指示し、丁寧に業務を進めています。
必要な手間や時間はきちんとかけての家づくりとなります。
依頼主は、設計にも工事にも深く入り込むことができるので、その分、工事が終わった時に、喜びと同時に終わってしまう寂しさを感じるという依頼主も少なくありません。

以降の説明は次回です。
3、使うべき部分に予算が使える
4、ムダが削れる、価格が見える
5、住む人の立場での設計監理
6、建築家が専門家として建て主をサポートし家づくり
7、家づくり全体を体験できる・楽しむことができる
8、自ら工事に参加することもできます。