和室・客間

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和室は居間から通路を通りトイレや洗面の手前にあります。
南に面した掃出し窓と西に地窓が付き南西の角になります。
広さは6畳の畳と2畳の板床が有り、8畳の広さに押入れが付きます。
壁はその他の部屋と同じ漆喰にスサを多く入れて表情のある仕上げとしました。
天井は壁や天井で使用する杉縁甲板の束から、建て主さんが選んだ赤みの節なし板で揃えました。

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南は天井までの開口部に引き分けの障子が入っています。
西は板床の奥に引違いの開口部に一枚の片引き障子が入っています。
サッシと同じ引違い障子とすれば簡単だったのですが、一枚の大きな障子の方がこの部屋に合うと思い片引き障子にしました。
地窓には外部に木製面格子が有り、窓を開けていても防犯上安心です。

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板床は畳2枚分の無垢の一枚板です。
これは建て主さんの実家で所有していた板を使いました。
幅広で長い無垢の一枚板は、古民家でも大邸宅の床の間に使われているのを見る事が有りますが、現在では集成の貼物が多く無垢の一枚板はほとんど見る事が出来ません。
畳と同じ高さにしたので、無垢板は貼物かは一見分かりにくいかもしれませんが、年月と共に艶が出て重厚さを増していくと思います。
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