
居間南側から厨房方向です。 居間は南に張り出した平屋部になっているため、天井は屋根勾配になりに南から北へ上がっています。 高くなった北側天井は2階子供部屋の腰壁あたりにつながります。
子供部屋と1階のつながりを持たせるために、居間吹き抜けに面して開口部を設けました。 居間からは子供部屋が見え、厨房にいても声が聞こえるように子供部屋との距離感を短くするようにしました。 つながる工夫をしておくと、1階と2階に分かれていても近くに感じお互いに安心感が有ります。
もう一つ、1階と2階をつなげる事により夏時期は風通しが良くなります。 冬は1階床下暖房の暖気が2階へ上がりやすくなり、1階と2階の温度差が少なくなります。

居間は厨房を挟んで食堂とL型につながっています。 日常の動線の奥に位置しているため、家族がくつろぐ落ち着いた場所になっています。
居間の場所としての広さは10畳ですが、厨房食堂から畳の間へとつながり、さらにデッキまで含めると広い空間の中にある落ち着いたコナーとなっています。

竣工当時の写真です。 入隅コーナーの障子を閉めると、さらに落ち着いた場所になります。

ガラス戸を閉めた状態です。 居間から厨房を経て食堂につながります。

入隅引き分けのガラス戸を開放したところです。 居間からデッキを通して食堂につながり、障子の奥の畳コーナーまでの距離が近く感じます。 デッキまで広がると外と中の境界が無くなり、開放感のある室内となります。
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