建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
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建て替えの方向へ
DSC05858_R.jpg

18年前増築された既存の一部を残すかどうかで、方針が大きく異なります。
増築された部分はキッチンと浴室・トイレなどの水回りの部分が多く、工事費の中で大きなウエートを占めている部分です。

まだまだ新しくて使えますので、これを残して古い棟の建て替えが考えられます。
問題点とすると、増築では暖かい家になりにくい事が考えられます。増築部分を気密断熱に気を付けて作っても、残す部分が気密断熱でない作りの場合、そこから熱がどんどん逃げていきます。
せっかく新しい家を作っても温度差のある室内になり、建て主さん希望の暖かい家づくりにならなくなります。

それと、ダイニングキッチンと居間が通路を挟んで離れている事、収納が少なく床に物が散らばってしまう事、何より使い勝手が悪い事など、リフォームしたとしても残すために新しい家づくりに支障が出来そうです。
一部残して建て替えで進んでも新しい家の満足感は少なくなりそうです。

DSC05874_R_20160121111425714.jpg

古い棟は構造上の問題から建て替える事は決まっています。
暖かい家づくりならば棟を切り離し、新たに建て替える棟と、以前増築された棟も残す方法も提案しました。

利点とすると新しい棟は気密断熱で覆われ暖かい家になります。
また、動線や収納計画なども新築の考え方が出来ます。
残した棟は、住宅として一通りの設備が残るので、離れの客室棟として使用する事が出来ます。
客間がいらないため新築住宅をその分小さく作る事が出来ます。

ただし新築なので増築に比べコストは掛かります。
また、2棟になるので維持管理の問題も出てきそうです。18年前建てられたので、近いうちに設備機器や配管のメンテナンス費用も掛かりそうです。

DSC05855_R.jpg

最終的に建て主さんが決断されたのは、全てを解体し更地の状態で新しい家づくりを始めると言う事でした。
建設費は一番かかる方向ですが、一部を残すよりは全て建て替えの方が、より良い家づくりが出来ると思われたからです。

大きな理由は、日当たりにありました。
敷地の中で一番日当たりの良い場所が増築された赤い屋根の部分です。
ここを残すとなると、冬季農作業倉庫の影になりやすい場所に建てる事になりそうです。

DSC05887_R.jpg

既存住宅をすべて解体し更地の状態で家づくりが始まりました。
2世帯住宅である事や客間も確保しなければならないため、床面積は増えそうです。
また建設費も当初計画よりUPしますが、これから先を考えて悔いのない家づくりをしたいと全面建て替えの判断をされました。
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