建築家と造る木の住まい
田村建築設計工房ブログ
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田村建築設計工房

Author:田村建築設計工房
群馬県渋川市の建築設計事務所です。自然素材を用い、想い出に残る家づくりを目指しています。
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断熱改修
今回のリフォーム工事の一番大きな希望要望が寒くない家でした。
リフォーム前は断熱性能の低い種類のグラスウールが入っている場所と無い場所があり、断熱材の役目をしていない状態でした。
建設当時は、断熱という意識が低く施工場所や方法などよく理解できずに単に入れておけばよいのではと言うような考えだったと思われます。
全体に入っていれば良い方で、床から壁、天井へと連続して断熱するという考えはあまり無かったようでした。

リフォーム工事では家全体をすっぽりと断熱材でくるみ、さらに気密をしっかり取る方法で工事を進めました。

DSC02788_R.jpg
床の断熱です。
床下地は土台を残して大引から新規にやり変えました。
大引間に厚さ45ミリのネオマフォームを落とし込み、継ぎ手には気密テープをしっかり貼ります。
設備配管や電気配線も断熱気密層を貫通するときは気密テープやコーキング処理を行います。

ネオマフォーム上に床構造合板張り、仕上げは無垢縁甲板張としました。

DSC02538_R_201705071649062f3.jpg
壁は床と同じ厚さ45ミリのネオマフォームを外張りとしました。
既存の柱や土台が当時の手刻みの誤差や長年の木の乾燥により、ボード状の断熱材を張るためにパッキンで調整しながら断熱材張りを進めました。
断熱材の継ぎ手はすべて気密テープ貼りを行い気密を確保します。

DSC02642_R_20170507164910c92.jpg
ネオマフォーム断熱材張り後はタイベックシルバーシートを張ります。
タイベックシルバーシートの継ぎ手も気密テープを貼り気密を確保します。
換気扇のダクトやエアコン配管のスリーブなどの断熱材を貫通する部分もしっかりと気密の施工を行います。

DSC03498_R_20170507164907051.jpg
天井の断熱材は既存の小屋組みを残すため、グラスウールの吹込みとしました。
天井下地の野縁を組んだ後に気密シートを張り上げます。
気密シートの継ぎ手や柱の貫通部は気密テープ処理を行います。
室内間仕切り壁は天井気密シートを優先し、シート張り後に施工します。
壁の外張り断熱と天井断熱は、桁を通して連続させるようにしました。

IMGP3793_R.jpg
竣工近くになり、断熱気密性能のある天井点検口からホースを入れ天井前面にグラスウールを吹き込みます。
グラスウール吹き込み後、所定の厚さになっているかどうかの確認です。

断熱気密の工事をしっかりすることにより、寒い時期でも少ないエネルギーで家全体の温度差が少なく暖かく保てます。
猛暑でも午前中は夜の冷気が室内に残り涼しく過ごせます。
暑くなり始めたらエアコンを入れれば、家の全体が涼しくなり快適に過ごせます。

新築でもリフォームでも高断熱材で家全体をすっぽりくるみ、気密を保つ工事をしっかりと施工すると、少ないエネルギーで一年を通して快適な住まいとなります。
また、温度差の非常に少ない室内はバリアフリーとなります。
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