 南側からです。 東に2台分の駐車スペースを確保し、北側に総2階の住宅部分を設け、西に張り出したところはポーチと外物置、2階に室内物干しとなります。
既存の敷地が道路より40センチ程度上がっていたため、駐車スペースと玄関ポーチの位置と高さをどの様にするか見当が始まりました。 駐車スペースは道路から北に向けてスロープで40~50センチの高さを上がります。 ポーチは北側に設けることにより、スロープの途中から入り階段を少なくし駐車スペースへの張り出しを小さくしました。 南へ張り出した部分は基礎を深くしスロープや南道路との段差を解消しています。
敷地と道路に段差がある場合、擁壁を作り駐車スペースから一段上がって住宅を作る方法と、基礎を深くし段を解消する方法があります。 趣の家では敷地が狭いことから、建物基礎を深くし建物際まで駐車スペースを確保しました。
 南西側からです。 もう少し西に行くと張り出した部分に隠れ住宅部分の開口部は見えなくなります。
2階は東側の壁を伸ばし袖壁としています。 夏の時期は太陽が北東方向から登るので、午前の早い時間帯に南の大きな開口部に日が入らないようにしてあります。 日が高くなると屋根の影になり窓に日が差し込みません。 午後は張り出した部分の影になり暑い日差しは入ってきません。 1階は駐車スペースをなるべく広く確保するため袖壁はありませんが、隣家の影になり窓には日が入りにくくなります。
冬季は写真のように南東から登り、日中でも高くならないため、1階2階の窓共日が入りやすくなります。
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